ビブリオバトル普及委員会[編著]「ビブリオバトル ガイドブック ルール改訂版」
・本書は、自分の好きな本を5分間で紹介し合い、「読みたくなった本」に投票し、チャンプ本を決める書評ゲーム「ビブリオバトル」の概要ならびに活動事例(学校・図書館・地域)についてまとめた1冊。
・ビブリオバトルの公式ルールは、
⒈発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
⒉順番に1人5分間で本を紹介する。
⒊それぞれの発表の後に、参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分行う。
⒋全ての発表が終了した後に、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員が1人1票で行い、最多票を集めた本をチャンプ本とする。
と定められている。
※公式ルールの詳細については、本書ならびにビブリオバトル普及委員会公式ウェブサイトからご覧ください。
・ビブリオバトルは2007年に京都大学の研究室から生まれ、現在は学校や図書館、書店だけでなく、カフェやライブハウス、居酒屋、商店街、古民家などさまざまであり、その他にも同窓会や企業研修、婚活イベントや結婚式での開催例もある。
・また、SF好きが集まるビブリオバトルや、着物を着て楽しむビブリオバトルなど、参加形式を限定したり、テーマを限定して行うこともある。
・近年では、COVID-19の感染拡大の影響で、ZoomやMicrosoft Teamsなどのビデオ通話できるサービスを利用して行うものや、X(旧Twitter)スペースや、Discordなどの音声のみでやりとりするサービスを利用して行うリモート(映像あり・映像なし)のビブリオバトルについても取り上げられている。
※さまざまなシーンでのビブリオバトルの詳細は、本書をお読みください。
・本書で紹介されているビブリオバトルの事例は、「Bibliobattle of the Year」(ユニークで魅力的なビブリオバトルに関する活動を表彰する取り組み)で受賞した方々の事例が取り上げられている。紹介されている事例は、
◇益井博史さんとソロモン諸島のみなさん(青年海外協力隊として赴任した益井博史氏によるソロモン諸島でのビブリオバトルの定期開催)
◇株式会社有隣堂(神奈川県の書店「有隣堂」のビブリオバトル定期開催)
◇草津市民交流プラザ(ほぼ毎日ビブリオバトルを行う「まいにちビブリオバトル」の事例)
◇佐世保市立図書館(長崎県佐世保市の市立図書館の事例)
◇阪大ビブリオバトル(大阪大学のビブリオバトルの事例)
◇ツアービブリオ(大人の社会科見学×ビブリオバトルの事例)
◇渋谷教育学園渋谷中学高等学校図書委員会(SDGsをテーマとしたビブリオバトルの国内・国際大会をオンラインで主催・運営)
◇ビブリオバトルonスペース(X(旧Twitter)のスペース機能を用いたビブリオバトルの開催)
などである。
※各事例の詳細は本書をお読みください。
・本書では、「ビブリオバトルのルールと開催方法」「Bibliobattle of the Year受賞者のビブリオバトルの取り組み」「学校でビブリオバトル」など、全国各地のビブリオバトルの事例が紹介されており、これからビブリオバトルをやりたい人たちの参考となる内容が収録された内容となっている。
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