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こもり旅感想文#3

2024/11/7(木) AM10:16記 

本日は,立冬です。

本来なら冬の保存食の定番,干し柿を作り始める頃ですが,昨今はどうなのでしょうか?

因みに干し柿は,甘柿ではなく渋柿から作られます。
渋みに隠れていますが,実は甘柿よりも糖度が高いそうです。

本記事も甘味を渋みに隠していますので,お見逃しなく。
嘘です。今考えました。


さて,3回目のこもり旅感想文。

今回も想像旅行・時間旅行へと誘ってくれた記事を昨日までに3本セレクトしました。

僭越ではございますが,当方の拙い感想を添えてご紹介いたします。

セレクト基準は曖昧で適当ですが,時間旅行や想像旅行に連れて行ってくれるか否か。
それと,作者の篭もりや子守りを感じられるかどうか。

書き手も読み手も動かざる旅を体現又は体験!と思わせるような記事を私個人の裁量でチョイス。

それではご覧ください。

No.1:「月曜日というサイコパスデー」|たなかの雑感 さん

月曜日ではないが,私にとってのサイコパスデーに見つけてしまった記事。

出勤前日ではなく,週半ば折り返してから読むことをお勧めします。

前職場にタイムトラベルしたような感覚に襲われる。

私も嫌だったなぁ。

時代が進歩して『PSYCHO-PASS サイコパス』の狡噛 慎也に捕まってくれないかな月曜の被疑者。

いや,猟奇性が火曜に伝染するだけか。

皆様は有給休暇や指定休暇を取得する場合,何曜日を選択することが多いですか?

だいたい休日にくっつける方が殆どでは?

休日はカレンダー通りという会社にお勤めなら,金曜か?月曜か?

私は断然,月曜派でした。

お察しの通り,好物は最後に残しておくタイプです。

猟奇的な彼をスライドさせる作戦。

一方,サイコパス指数を低下させる裏技,水曜休暇という戦法もある。

遠出もできない。
物足りない。

しかし,月曜のサイコパス度を希釈する効果があるのだ。

まさに水。

サイコパスの彼氏と距離感を上手く保ちながら付き合っていく。

それが仕事もプライベートも充実させる成功の秘訣なのかもしれない。

月曜日、それは社会が生んだ究極のサイコパスである。

考えてみてほしい。

金曜日の夜に私たちをそっと甘やかし、「もう何も心配することはないよ」とささやき、週末という夢の楽園に送り出す。

だが、月曜日の朝になると、その楽園は跡形もなく崩れ去り、私たちは再び荒野に放り出される。

しかも、月曜日はただそれだけでは飽き足らず、平然とした顔で「さあ、今日も仕事だよ」と冷酷な指示を下す。

サイコパスでなければ、こんなことはできまい。

月曜日の恐ろしさは、その圧倒的な感情の欠如にある。

例えば、水曜日は「あと半分だよ、もう少し頑張ってね」と微妙に優しさを見せ、金曜日は言うまでもなく慈悲の塊だ。

だが、月曜日は違う。

一部抜粋


No.2:気が利くって引き算なのかもね|とある日のユカさん さん

接客を生業とする私は,非常に共感を覚える記事。

常々思う。

宅配の荷物のような過剰梱包,足し算の接客が多いと。

お荷物こちらへどうぞ。

ジャケットお預かりします。

こちらの椅子にお掛けください。

などなど。

まぁこの辺りは取扱商品の価格帯に応じて,手厚くサービスしても良いだろう。

しかし,試着中に子供やペットのお守りまでする義理はない。

雑談だけしに来た常連に長々付き合う必要もない。

手厚い対応なのか,甘やかしているのかは紙一重だ。

相手は基本的に大人なのだから,紳士淑女には相応の対応をするが,そうでなければ突き放していい。

誰にでも等しく懇切丁寧に接することが,優しさだとは思わない。

カスハラを冗長させているのは,我々という可能性もある。

偉そうに書いてはみたが,記事に登場するお店の店主のような粋な接客は私には出来ない。

只々,冷たい男の不親切な接客になるだけだろう。

塩対応と過干渉を控えることも,此れまた紙一重。

結局,人対人のやり取りですから,店主さんの素敵な振る舞いは,作者さんから感じる奥ゆかしさを反射しただけなのかもしれませんね。

お店に行かなくても,どこか落ち着いた気持ちになれる記事。

まさに「ここにいても旅はできる」を部屋に篭もって1人で体感できる,そんな作品でした。

大阪府堺市 百舌鳥八幡駅からほど近いカフェ
loosen ルースン さん

静かで落ち着くお店。
一人で行きたい場所。

スコーンと限定のチャイを注文。
生クリームとブルーベリー付き。

〜中略〜


気が利くって

オーナーさんが私に静かな時間をくれてる感じがしてふと思った。


耳障りのいい言葉がけとか、誰が見聞きしてもわかりやすい気遣いも素敵やけど
“嫌われてて結構です”ぐらいに飄々と生きている人の方が案外気が利いていて優しいと思う出来事が最近あった。

そういう人の一面を見つけるのが好き。

こちらが求めていないことを無意識に感じ取る力とほっといてくれる優しさがあって
“しない”というのは実は最大の配慮やったりするってこと。

私はちょっとひねくれ屋さんなところがあるからそれがとても嬉しい。
だからあの人みたいにわかりやすく気を利かせたことしなくても大丈夫。相手を思いやる心っていつか絶対伝わると思うし。


そんなこと考えながらのカフェ時間でした。
静寂の時間に癒された。


また行こう

一部抜粋


No.3:誰が為のフルオート便座か?論|大塚ぐみ さん

これは日本国民に馴染み深いトピックなのでは?と思います。

自動開閉機能付きの便座がイケメンかは分かりませんが笑

蓋の裏に推しの写真やイラストを貼っておいても良いかもですね。

オート機能により常時,推しに便器を眺めさせる拷問を強いている事実から目を背けられるのなら。

私のイケメン便座に対するイメージは,どちらかと言うと執事でした。

車から降りてドア開けてくれる感じ。

あ,イケメンでも開けるか。

兎に角,しゃらくせぇ機能ですよ。
鼻につくというか。

絶妙に煩わしいタイミングで開いたり閉じたり。

まだ用を足してますよ?

もう終わったよ?

結局,手で無理矢理開けたり閉めたり。

あと!自動洗浄機能!

貴様も同罪だ!

ちょっと腰浮かしただけでしょうが!

という訳で,我が家はトイレ界の『F4』は採用しておりません。

自らの力でこじ開ける『牧野つくし』モデルをこれからも使い続けることをここに誓います。

生き辛さを感じる瞬間って、どんなときですか?

私は、不意打ちでフルオート便座と対面したときである。

彼らが便座界における上位モデルであることは、承知している。

あらゆる分野でテクノロジーが進化する現代において、万人が享受できるトイレという場所で革命が起きていくのは喜ばしいことだし、昨今のウイルスや細菌に敏感なご時世柄、一切便座に手を触れずにコトが完結するなんて、本当に素晴らしいことだとも思っている。

フルオート便座がクラスメイトだったら、秀才かつスポーツ万能かつイケメン的なポジションであることは間違いない。
ヒエラルキーでいうと、スペック的にも人気的にも、断然トップの枠に入るだろう。

彼は常に気が利いていて、優しく、親身に寄り添ってくれる。

野性味溢れるマッチョなダンディに比べて繊細で壊れやすいというリスクがあるが、正しく付き合っていけば非常に頼りになる存在だろう。


でも私は、彼らを前に、生き辛さを感じずにはいられない。

一部抜粋


今回は以上となりますが,皆様お気づきでしょうか?

感想文とは程遠い記事だということに。

面白いと感じた作品を読みながら,浮かんだ情景や,自身が立ち返った過去,思い描く未来などを文字起こししているだけの自慰行為。

皆様も各々,ご自分の生活に準えて動かざる旅に出かけるように,部屋に篭もりながら,子守りをしながら,素敵なクリエイターさんの記事を読んでいただければ幸甚です。

さて,当マガジンの感想文は週1更新が目標!

懐かしの『週刊ストーリーランド』に準えて毎週木曜PM8時頃を目途に投稿することにしました。

面白そうなクリエイターさんをご存じの方,コメント欄でご教示いただければ幸甚です。

お休みなさい。

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