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こもり旅感想文#13
2025/2/27(木) AM11:14記
もう2月も終わりですって。
びっくり くりくり くりっくり!ですよ。
そして,栗もびっくりチロルチョコ♪のCMから早20年。
バレンタインは終わっちゃったので,ホワイトデーのお返しに検討されては如何でしょうか?
くだらない話はこの辺にして感想文にまいりましょう。
前回は私が勝手にレコメンドする作家さんを紹介しました。
今回はその際,併せてリンクを貼った記事の感想を書きます。
掲載元の記事は下記リンクからご覧ください。
No.1:お風呂クリーニングをお願いしたら、壺を買わされていた話|大塚ぐみ さん
これは名作ですね。
特におじさんの台詞回しが秀逸。
何となく顔も想像できちゃう笑
壺を売る人
壺を買う人
買った壺を壊す人
三者三様の思考が織りなす愛憎劇。
視点を変えれば,壺を買う人が壺そのものになり,壊すはずの人が買う人にもなるという,その締め括りに妙な爽快感を覚えずにはいられない。
私が大塚焼という壺(無料)に手を出す発端となった作品です。
※蛇足
シックハウス症候群に端を発した建築基準法の改正(2003年7月)により,24時間換気システムの設置が義務付けられました。
上記による影響か否かは定かではありませんが,お風呂やトイレに窓を設けない建物も最近では少なくありませんね。
壺を買わされたことはあるだろうか。
私は、ある。
それも、一度や二度ではない。
そもそも、家系的に壺買わされ体質なのである。
聞くところによると、会ったことのない曽祖父は、天皇家の賀席で腕を振うほどの料理人だったらしい。しかし、借金の肩代わりをした友人が行方不明になり、店を畳んだと聞いている。
祖父はオレオレ詐欺で300万円ほどを失っているし、実家を見れば、子の教育のためにと注ぎ込んだ愛の化石が、そこかしこに散らかっている。
そんな、ある種由緒正しい血統を持つ私だから、壺は身近な存在だ。今回は、先日手にしたとある壺について話したい。
ある日、夫が「お風呂の掃除を、一度プロにお願いしてみるのはどうか」と言い出した。
平日は浴槽をお湯で流す程度で、気合を入れて掃除をするのは休日のみ。しかし、休みはとにかくチビッコ暴れん坊将軍たちを外に連れ出すことが最優先なので、まとまった掃除時間を取ることが難しい。最低限のことはできても、鏡を磨き上げたり、床をピカピカにするところまでは手が回らない。気になる汚れもあったので、大賛成だった。
夫がいろいろ調べ、とあるサイトで見つけた評判のいいおじさんにお願いすることにした。
おじさん来訪のタイミングで夫が会議中だったため、私が出迎えた。ビフォーを見られる気恥ずかしさこそあったものの、アフターのお風呂場を想像すると、自然と笑みがこぼれる。
期待を胸に、私はおじさんを笑顔で出迎え、お風呂場へと案内した。
「あ〜、きてるねこれは。」
お風呂場を見るなり、彼はそう呟いた。
鋭い眼光は天井に向けられている。
え……?!きてる?
それはどういった意味で……?
No.2:「マツケン」の影響力|moyamoya さん
お年玉に関するほのぼのした話。
我が家にも偶然マツケンブームが到来していたので,読まずにはいられませんでした。
娘のお気に入りナンバー『マツケンサンバⅡ』
普段はお母さんお母さんの彼女も,この曲が流れた時だけは私に抱っこをせがむ。
歌いながら踊り明かすイカれた人形だと勘違いしているのでしょう。
左手一本で10kg以上の不安定な物体を抱え,右手を上げ下げしたり,小刻みにステップする。
間奏で小休止しようと抱っこをやめれば,
「余の顔を見忘れたか?」
と越後屋も他白くほどの凄みを効かせる。
「上様の名を騙る狼藉者じゃ!」
とは言えない。
曲が終わる頃には左手と腰が限界を迎え,地上に舞い降りた上様の決めゼリフ。
「成敗!」
……感想じゃなくて単なる暴れん坊将軍の思い出話になってしまった笑
何だかんだ日本人は好きですよね。
勧善懲悪ものが。
個人的には大江戸捜査網が好きです。
口上が格好いいから。
皆さま、2025年もよろしくお願いいたします。
夜中日付が変わって間もなく
息子たちにお年玉を渡しました。
そのお年玉のせいか、
就寝前から今もずっと「マツケンサンバ」が脳内再生されています。
年明けに相応しい陽気なリズムではありますが、
何かしながら無意識のうちに、同じところを繰り返し、口ずさんでしまう状態。
なお、そのお年玉袋を渡された息子たちからは
「今年はマツケンかい!笑」
という返しでした!笑
また放送される?されている?みたいですが、
「暴れん坊将軍」を昔、楽しんで観ていたのを思い出します。
時代劇繋がりで言うと、
藤田まことさん主演時代の「必殺仕事人」も子どもながらに好きでした。
どちらも懐かしい。
当時の子どもが40になってもなお、
影響を受けるような存在感は
すごいとしか言いようがないです。
でも、今は一旦サンバを止めたい…。
No.3:アメリカのTrader Joe's で働いていたときの思い出①〜Private Eyes |SLIMO さん
アメリカっぽい!
行ったこともないのに笑
そう思うと同時に,
電車や公園でBon Joviの『Livin' on a Prayer』を大声で歌う男性を思い出しました。
彼は1人だけど,このスーパーでは全員が奇行に走る。
1つの曲がキックとなって一斉に。
何かミュージカルみたいじゃないですか?
観たこともないのに笑
昭和の歌謡曲以外は音楽にとても疎い私ですが,この記事のおかげで多少はclapできるようになりました。
家の中でだけですが。
まずこの記事を読む前に、この曲を流しながら読んでください。
『Private Eyes』 by Daryl Hall & John Oates
私はアメリカに住んでいる時、「Trader Joe's」(トレーダージョーズ)というファンキーなスーパーマーケットで5年間働いていました。
Trader Joe's 知ってるかな? 日本ではトレジョとよばれているらしい。よく、トレジョのエコバッグを持ってる人をよく見かけます。
サンフランシスコのトレジョで5年間働いたんだけど、本当に楽しくて、今の私のwork ethicを確立する大事な場所になりました。毎日ほんとsitcomみたいにおもしろいことがあって、話したいエピソードがめっっっっちゃあります。本書けそうなくらい!
今日はその中のエピソードを1つ、、、、
トレジョは、基本的に、「仕事は楽しく働かなきゃ損!」みたいな雰囲気がありました。なんならそれが会社のモットーでした。もちろん覚えることたくさんあったり、時間内にやらなきゃいけない大変なこととかたくさんあるけれど、根底に「楽しく」っていってもそれを強制するかんじではなく、ほんと「気楽にいこうぜ」っていう雰囲気が働くCrew, Mate, Captain (トレジョの役職の呼び方)みんなにあって、それが私にはドンピシャでした。
また前置きが長くなりそうなので本題に入ります。
私の働いていたトレジョには「暗黙のルール」がありました。
店には、いつもなんか有線?かなんかの曲が流れてて、だいたいそのとき流行りの曲とか流れてていたけど、時々70年代〜80年代〜などのオールディーズが紛れて流れることも多々ありました。みんな自分の好きな曲が流れたら一緒に歌ったり踊ったりしながら働いてました。
そして上に貼ってる曲、「Private Eyes」が流れたら、その「暗黙のルール」は発動します。
聞いてみてください。軽快なポップ!クラシックな80'sですね。で、もうね、この曲が流れ始めたらみんなそわそわし始めてたw
そのルールは、サビの部分の
"Private eyes (clap), They're watching you (clap clap)"
ここの(clap)のところで、レジを叩いてようが、品出ししてようが、荷物運んでようが、何してようが、その時やってることを一切放り投げて、(clap)のリズムに合わせて両手をあげてパンパン!と手をたたくことでした。
今回は以上3作品をご紹介しましたが,如何だったでしょうか?
どれも魅力的な記事ですので,ぜひリンクから全作品全文お目通しください。
さて,本マガジンのコンセプトを改めて。
週末パートタイマーの私は平日殆ど引き篭もり。
家事と子守りで引き篭もり。
妄想や想像にふける時間旅行に出かけまくり。
だから,『こもり旅』
同じ境遇や心境(だと私が勝手に思っている)にある方々の作品をマガジン化しています。
ただ,最近はセレクト基準が曖昧でコンセプトもブレブレなので,マガジンのタイトル変えようかな。
もっとざっくり,〇〇書店とか〇〇堂とか。
何か良い案あれば,お知恵をお貸しいただければ幸甚です。
それでは,おはようからおやすみまで,ごきげんよう。