読書ログ:企業における人的資源とその管理とは
今回読んだのはこの2冊。
最近弊社の管理部門に新しいメンバーが増えたが、恥ずかしながらそれぞれがどんなことをやっているのか、管理部門の業務の分担や役割ってどう決まるのかを全然知らない…
この2冊を読んで、人事関連の部署のお仕事が少しわかってきたぞ。
まずは「人的資源管理」の定義
人的資源管理とは、企業組織に置いて、労働者の自律性と他律性を組織目的に向けて統合する諸制度(「入門 人的資源管理」より)
1980年以降、経営資源としての「ヒト」を人的資源と捉えるようになり「人的資源管理」と呼ばれるようになった。そして、人的資源の開発と活用を重視されるようになってきた。
ヒトという人的資源は「生身のヒト」であり、喜怒哀楽といった感情や意思がある。そのために”管理”が困難なことは容易に想像ができる。個々の行動の自由や自らをコントロールしていく自律性を求めていくことが重要だが、ある程度の規定(本書では「公式化」といわれていた)の存在が迷いをなくす面もあると感じた。
「自律」と「他律」の境界線は実は曖昧で、人によって定義がちがうと思っている。必要な範囲の規定によってその境界を示すことができると思った。
これからの働き方
「入門 人的資源管理」の中にも新しい勤労スタイルについて語られている章がある。これまでの社会変化に併せて戦略が変化し、組織も変わり、人的資源の管理方法も見直されてきたことはわかったが、更に変化が激しくなっていく現代や未来において、何を見据えて「制度」を作っていくのか、「自由」の定義がすごく困難になってきていると感じる。
そんな中、紹介したいのが弊社の働き方改革「Fun Work」
自分がいまどんな働き方をしたいのか、ということにしっかり向き合ったとき社内に答えを出せる制度があることは、改めてありがたいことだと思った。