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四字熟語で学ぶ―4 ◯四字熟語の書 ◯四字熟語を考える

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2016年11月の記事一覧

「珠聨璧合」を考える

しゅれんへきごう
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才能のある多くの人材が、一つのところに集まること。または結婚を祝う言葉。
たくさんの宝石が連なりあうという意味から。「珠連璧合」とも書く。
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珠聨とは?

「聨」
中国で、対句を書いたり刻んだりした細長い札のこと。
「聨」は「連」と同じような意味にも使うようです。

「珠聨」とは
「珠」が連なる、という

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「衆賢茅茹」を考える

しゅうけんぼうじょ
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知識と徳の高い賢人たちが互いに力を合わせること。
「衆賢」はたくさんの賢人。
「茅茹」は植物の茅の根が連なり絡まりあっていること。
自身だけが重用されればよいとは考えず、仲間と共にすればよい結果が得られるということ。
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茅(かや)の根が連なり、絡まりあっていること。
「茅茹」

「衆賢」
賢人がたくさ

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「車胤聚蛍」を考える

しゃいんしゅうけい
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苦学することのたとえ。
「車胤」は人の名前。「聚」は集める。
「蛍」はほたるのこと。
車胤は若いころ貧乏で、夏には蛍を集めて、その光で読書したという故事から。
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「車胤」という名の人が、
「聚蛍」蛍を集める
という意味のようです。

「聚」 多くのものを一所に集める
蛍を一ヶ所に集めること。

昔は貧

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「史籀大篆」を考える

しちゅうだいてん
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史籀が今までの書体を改変して作った大篆という名前の新しい書体をのこと。
「史籀」は周の宣王のときの歴史を記録して、歴史書を編修する史官のこと。
「大篆」は書体の名前。
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「史籀」という名の人物がいた。
歴史書を編修する史官であった。
その「史籀」が、今までの書体を変えて、「新しい書体」にしてまとめた。

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