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四字熟語で学ぶ―6○四字熟語の書○四字熟語を考える

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2024年2月の記事一覧

「腰纏万金」を考える

ようてんばんきん
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たくさんのお金を持っていること。
または、中に隙間がないほどに財布の中身が詰まっていること。
「腰纏」は腰に巻きつけて使う帯状の袋で、お金や大切なものを入れるためのもの。
「万金」はたくさんのお金のこと。
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「腰」 ①人・動物の胴のくびれた部分(から尻(しり)の辺まで)。
②腰⑴の力。持ちこたえる力。粘

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「気息奄奄 」を考える

きそくえんえん
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どうにか呼吸ができているような、今にも死んでしまいそうな様子のこと
または、国の組織などが今にも滅びてしまいそうな弱々しい状態のこと。
「気息」は呼吸のこと。
「奄奄」は呼吸が止まってしまいそうな弱々しい状態のこと。
「気息奄々」とも書く。
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「気」 ①心の動き・状態・働きを総合して捉えたもの。精神。

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「陵谷遷貿 」を考える

りょうこくせんぼう
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世の中が非常に激しく変化して、今までとは全く別のものになることのたとえ。
「遷貿 」は時間と共に様変わりしていくこと。
大きな丘が削られて深い谷になったり、深い谷が石などに埋め立てられて大きな丘になったりするような大きな変化という意味から。
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「陵」 ①天子の墓。みささぎ。
②大きなおか。

「谷」

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