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四字熟語で学ぶ―6○四字熟語の書○四字熟語を考える

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2023年12月の記事一覧

「巍然屹立」を考える

ぎぜんきつりつ
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人並みはずれてすぐれている人のこと。
または、山や建物が一際高く立っていること。
「巍然」は山がとても大きく高い様子。
「屹立」は一際高く立っていること。
「巍然(ぎぜん)として屹立(きつりつ)す」とも読む。
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「巍」 たかい。山が高くて大きいさま。抜きんでているさま。

「然」 ①そのとおり。そのまま。

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「悔悟慙羞」を考える

かいござんしゅう
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過去の過ちに気付き、後悔すること。
「悔悟」は後悔して過ちに気付くこと。
「慙羞」は恥じること。
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「悔」 ①自分が悪かったことに気づいて苦しい思いをする。くい改める。
②わが国で「悔やむ」「悔やみ」として、人の死をいたむ意にも使う。

「悟」 ①是非がはっきり判断できる。迷いがなくなる。またその力。

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「因果覿面」を考える

いんがてきめん
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悪いことをした報いがすぐにあらわれること。
「覿面」は目の前で見るという意味から、すぐに結果が出ること。
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「因」 ①もとづく。したがう。
②事の起こるもと。

「果」 ①木の実。くだもの。
②原因・因縁によって生ずるもの。

「覿」 ①みる。あう。まみえる。
②しめす。見せる。

「面」 ①顔。人の

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