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四字熟語で学ぶ―6○四字熟語の書○四字熟語を考える

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2020年1月の記事一覧

「知崇礼卑」を考える

ちすうれいひ
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真の知者は、知識が増えれば増えるほど、謙遜して他人に対して礼を尽くすものであるということ。
「崇」は高く積み上げること。
「卑」は謙遜すること。
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「知」 ①心に感じとる。物事の道理がわかる。しる。しらせる。おぼえる。
    ②しりあい。ちかづき。

「崇」 ①気高くたっとい。
    ②たっとぶ。あがめ

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「鵜目鷹目」を考える

うのめたかのめ
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熱心にものを探し出そうとする様子。
鳥の鵜が魚を狙う時や、鷹が獲物を狙うような鋭い目つきということから。
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「鵜」 ペリカン目う科の水鳥。首が長く、くちばしの先がかぎのように曲がっている。水にもぐって魚を取る。ウミウ・カワウ・ヒメウ等の種類がある。鵜飼(うかい)に使うのはウミウ。

「目」 生物の、物を見

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「社燕秋鴻」を考える

しゃえんしゅうこう
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出合って間もない間に分かれること。
「社燕」は春の社日にきて、秋の社日に去る燕。
「秋鴻」は秋にきて春に去る白鳥のこで、燕と白鳥がすれ違う短い出会いという意味から。
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「社」 ①土地の神。つちの神。くにのかみ。またそのまつり。
    ②国の神をまつる御殿。おみや。やしろ。ほこら。

「燕」 ①鳥の名

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