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BAKENEKO DIARY

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飼い猫が交通事故で瀕死の重傷に。安楽死させるべきか、回復を目指して治療するべきか。治療を選択してからも、食道チューブでの給餌、傷の消毒、エサの選び方等、難題に直面する日々。危機を…
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#退院

ー安楽死を宣告された猫との35日間ー 1日目

BAKENEKO DIARY /DAY 1. 事故発生  娘のSを塾に送って、帰ってきた。月曜日の夜7時頃。もうすぐそこが家という交差点を左に曲がると、前の車が減速した。その前に、白の軽自動車が1台停まっている。しかし先には、遠くの方にヤマト運輸のトラックが停車しているだけで、なぜそこで軽が立ち往生しているのかわからない。 軽の運転手さんが降りてきて、前の車の人に話しだした。身振りから、何かをよけたいから、もう少しバックしてくれと言っているようだ。この時はまだ想像していなか

ー安楽死を宣告された猫との35日間ー  10日目

BAKENEKO DIARY /DAY 10. 家に帰った途端 さあ、いよいよ今日は退院! 長かったような、無我夢中であっという間だったような。まずは支払い明細の紹介から。 ICU 5日間 35000円 入院料 9日間 36000円 静脈・皮下注射 8回 8000円 点滴 静脈 5日 17500円 留置針設置 2回 6000円 痛み止め注射 1000円 X 線 撮影 5000円 超音波 2000円 ノミダニ除去 1000円 麻酔料 6000円 手術料 31000円 食道チュ

ー安楽死を宣告された猫との35日間ー 9日目

BAKENEKO DIARY /DAY 9. シシシと笑っていたい  こんなことで笑いが止まらないなんて。私ではなく、娘Sのことだ。病院に行くと、看護師さんがミータを面会室に連れてきてくれた。少し動けるようになったので、処置台の上ではなく床に毛布を敷いてもらって、その上にいる。すぐに座り込んでしまうけれど、広い場所に来ると、ヨロヨロを立ち上がる。ミータ、立つのが上手になったね。  さらに、今日は新しい動き。後ろ脚で顔をかいた! 猫としてはフツーの当たり前の動作。そして、まだ