完璧主義が原因で好きな色に縛られていた話

私には好きな色などなかった。

周りの人が選ばなかった色の中から選ぶだけ。

欲しいと思って悔しい思いをするくらいなら余り物を選択する。

当初与えられていたピンクは妹が出来て譲った。

そこから縛らく好きな色はなかった。

学生の時、残っていた赤を選ぶことがあった。

同じグループでずっといたのもあり、そこから私の色は赤。

赤のものは私の所に来るし、私も自然と赤を選ぶようになった。

私の身の回りのものは赤が多くなり、現在も赤いものを見つけると私のだと思い購入してしまう。

赤の呪縛に10年以上取り憑かれています。

今の私はピンクや緑が好きで青や黄色も好きです。

ですが赤いものを見ると自分が選ばないといけない。と思ってしまうのです。欲しい色を我慢して赤を購入することすらあります。

この呪縛に気づいたのは最近です。ゲームでこの中から好きなキャラを選んでと言われたことがきっかけで違和感に気づきました。キャラを選ぶ時、いつものように周りに何を選んだのかを聞き、ある1人を選択しましたが、そのキャラはまだ使用できないとのこと。ですが、1人決めなければ始められない。ここで2.3日躓くことになります。赤がイメージカラーのキャラクターが5.6人いてその中からしっくり来る子はいない。そうです、もう本当はこころの中で決まっていたのです。結局意を決して赤とは無縁のキャラを選びました。最初こそ他人のものを使っているような感覚でしたが、

好きな色は変わっていいんだ。

好きなキャラの色が好きな色になるんだ。

だから色に囚われず好きなキャラを選んでいいんだ。

自分の中のルールに気づいた瞬間でした。

決めたら絶対。完璧主義に多いと思います。

自分の色は赤。だからずっと赤を好きと言ってきた。なのでうん十年私の好きな色は赤だったのです。もちろん嫌いなわけではありません。

他の色を持ちたい、買いたいという瞬間は度々ありました。

けれど、私の色じゃないでしょ?と言い聞かせていた自分がいました。

途中で好きな色を変えてもいいし、また赤を好きになってもいいしという発想が自分にはなかったんです。

まだまだ身の回りには赤が多いです。もちろん嫌いになったわけでもないですが、今は欲しい色のものを買っています。部屋にもどんどん色々な色が溢れてきました。

完璧主義による呪縛の1つがやっと開放された感じです。

自分が勝手に決めたルールは撤廃しましたが、まさか好きな色や購入品にまで完璧主義の思考が干渉してたなんて…。まだまだ気づかない所で色々ありそうなので見つけしだいまとめていけたらいいなと思います。

最初に決めてしまった事がそのまま自分の考えになってしまっていて、とても視野が狭い状態なのでなんとか視野を広げていきたい。

しっかし…たくさんの中から自分の好きなものを縛りなしに決めるって大変ですねっていうのが新しい悩みだったりします。これじゃネガキャン入ってますね(笑)縛りなしに決めるのって無限の可能性があって楽しいですね。嫌ならやめてもいいって思えるのは気楽で好きです。本能のまま好きって言えますし、言ってしまった事に後悔はしないですし、変えた人に対して文句もでないですし。

余談ですが、これに気づき今まで好きだったのは偽りで本当は好きじゃなかったのでは?と思い、好きだったもの、人、キャラ全てが嫌いになった瞬間がありました。本当に恐怖体験でした。自分を信じられないし、自信もなくなりました。

ですがきっかけは何であれ好きだったのは事実。今も好きならそれでよし、今好きじゃないなら、昔好きだったでよし。と結論づけてこの悩みは終わらせました。

もし呪縛に取り憑かれて、気づき、同じように悩んで迷子になっている人がいたら…きっかけは呪縛だとしても好きだったものを嫌いにならないでくださいね。好きだったけど今はそうでもないなんて、よくある話なんですから。


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