朝型人間になるために

不眠が続き2ヶ月が経ったころ家のパソコンを触っていたら急に抗えないような恐怖と不安に襲われ息苦しくなり、心臓に穴があいたような感覚に見舞われた。このままここにいたら死ぬとさえ思うくらいの恐怖体験だった。

パニック障害と診断されて今までのすべてが崩れ落ちるような気分になった。

投薬にビビリ散らかした私は投薬は最終手段として、とりあえず出来ることは全部やろうと思い生活改善を始めた。

まずは不眠と向き合うことにした。

私は根っからの夜型人間で、朝に起きることなんて今までしたことがなかった。学校に行ったり、仕事に行っていた時期もあったし朝からの約束事だってあったけど、基本1人で起きたことはなかったし、1人暮らしのときは彼氏に毎日電話をして貰って起きていた。

そんな人間が変わらなきゃという思いから朝起きる事にした。

絶対に起きるという信念を持ち、何十個もかけていたスマホのアラームを消し、アプリの目覚ましをかけた。もちろん1つだ。

不眠で朝の6時まで寝れなかった私は、寝る前に2時間のヨガをし、白湯を飲んで心を落ち着かせ、夜22時にベッドに入った。寝れるはずがない。わかってはいたが、寝れるまで布団を乾燥機で温め、首元にはあずきのチカラを置き温めながら腹式呼吸をひたすら、雑念が浮かべば「温かいの気持ちいい」と脳内を切り替えた。

気づけば朝。アプリの音で目が覚めた。

私は寝れた。そして起きれた。

驚いた。

私は時間がかかったものの、ちゃんと寝れた。

私は朝7時に目を覚ましている。

そしてあれから1ヶ月半が経とうとしているが未だにちゃんと起きれている。

寝る時間は0時になり起きる時間は朝の6:40になった。

2時間のヨガは10分のヨガに変わり、白湯も乾燥機にも今は頼ってはいない。

そして昨日ついに、23時に眠たくなった。

日付が変わる前に眠たくなるという当たり前の感覚を久しぶりに味わった。

あんなにも出来なかったのに、普通に出来てしまって拍子抜け状態ではあるが、ちゃんと出来ていることは褒めてあげたい。

パニック発作がきてなければ私は未だ不眠のままだったし朝も起きれてなかったしお昼は夢の中だったと思う。

そう考えると変わるきっかけを与えてもらったのは嬉しいかぎりだ。

とはいえ発作になってできなくなった事や、しんどくなったものもたくさんある。好きだった事も嫌いになったりと悔しい思いもしてる。

その事はまた別の機会に書くとして

とりあえずだ。

寝れるのだろうか、起きれるのだろうかと思うこともまだあるけれど

ちゃんと起きれている。

ちゃんと寝ている。

これだけは事実である。

自分を褒める練習も含めて、ここに少しずつ自分の事を書いていこうと思う。














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