お散歩日記。くもり。カメ。カスマグサ。クモの糸で草を縫うセッカ。
今日は歩いていたら道端でカメに遭遇しました。
なぜこんな所にいるの?と、しゃがんでお顔を覗き込んだら、首のところに釣針が引っ掛かっていました。
大丈夫だよ~と言ってそろりそろりと取ろうとしたのですが取れませんでした。全然大丈夫じゃない!
すっかり困ってしまい、おそらく今、この川のどちらかにいらっしゃるだろう滝さんにお電話をしました。
滝さんはいつも様々な道具を持ち歩いていらっしゃって、何でもできて、何でも知っているカメの叡知のようなお方です。滝さんならカメから釣針を取ることができます。
待っている間も、カメとおしゃべりしました。
目が合うと、目をぱちぱちさせて、とてもかわいいです。まんまるで、緑がかった水晶みたいなおめめ。目でおしゃべりしました。
滝さんが5分程で駆け付けてくださり、ハサミで釣針を挟んで、ガシっぐいぐいっと取ってくださいました。
はあぁ良かったです。
水辺に戻したら、ずーっとじっとしていましたが、そのうちお顔を出して、ひょいひょいと手足で水をかきながら、泳いで行きました。
滝さんにお礼を言って、いつものように一緒にのんびりと自然を楽しみました。
滝さんは、今日は家の前でカスマグサを見つけたよ、と仰いました。
カスマグサとは……??
ふふ。その前に、カラスノエンドウはご存知ですか?
では、スズメノエンドウはご存知ですか?
大きさを見比べるとこんな感じ。
私はスズメノエンドウは初めて知りました。
この“カ”ラスと“ス”ズメの“間”くらいの大きさの豆科の草のことを“カスマグサ”というそうです。
または、かす間草です。
ここら辺にも生えてるよ。と、一緒に探しました。
でもなかなか見付けるのは難しいらしいです。
二人でちょっとずつ歩いて、宝探しをして、やっと見つけました。やったー!
このように、お花が2つになって咲いているそうです。つるの部分は同じでした。
見付けられてとてもとても嬉しかったです。
カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサ。あなたのお近くでも見られるかもしれません。
そして、今の時期に見られるお花をスプリングエフェメラルと言うんだよ。と教えていただきました。
スプリングエフェメラルとは……?ここからは、メモを兼ねてじぶんよう箇条書きにします。
スプリングエフェメラル
・下草の背が高く生い茂る前、今だけ見れるお花のこと
・カタクリなど
・林の中や木の下
・春の妖精という意味……素敵!!!
ついでにセッカも。ヒッヒッヒッと、高い鳴き声。結構目立ちます。
セッカ
・鳥
・雪をくわえる、という語源で、雪加(セッカ)
・お裁縫が上手
・クモの糸を使って巣を作る
・クモの巣の塊を引っ張ってほぐして、糸にする。草に穴を開けて、糸を通して縫い合わせる。
・草をクモの糸で縫い合わせる……!!!!
・クモの巣をくわえてる→雪をくわえてるみたい→雪…セッカ、という感性の豊かさと日本語の美しさが本当にたまりません。
・鳴き声はこんな感じ
歩いていると草むらからこの鳴き声がよくするので、セッカだ!と分かるようになりました。
じぶんようメモ終わり。
最後に、今の季節のお気に入りです。
あなたの今の季節のお気に入りはなんですか?
私はオオバコ
今、川辺の草むらでは、ムクドリがよく枯れ草をくわえてトコトコ歩きまわっています。
ツバメは水辺の泥を取りに来ています。くちばしですくっています。
みんな巣作りしてる。あんなに小さなくちばしだけで作るなんてすごいなあ。
ツバメ、あなたのところにももう訪れてますか?
ふふ(*´ ˘ `*)
そんな今日のお散歩でした。
後日、なんとカメさんがSottoさんの手を伝って恩返しに来てくれました!!
すっごくすっごく嬉しいです♡♡幸せな気持ちです。
ありがとうございます(*´ ˘ `*)♡♡♡