自己肯定と自己受容
「自己肯定感を高めましょう」
自己肯定とは何なのでしょうか?
そしてアドラー心理学では「自己肯定」では無く、「自己受容」を推奨しています。
それぞれの言葉をの定義を整理しようと思います。
「自己肯定」とは
自己を肯定する、自らの価値や存在意義を肯定的に評価する感情のことです。
ここでポイントとなるのは、評価している事です。
評価するには何か理由が必要で、その理由として多くの場合、持ってくるのが、「機能価値」です。
人には「機能価値」と「存在価値」という2種類の価値がありますが、その「機能価値」の方です。
「機能価値」とは例えば、売り上げ1位やテストで100点取ったなどです。
つまり「自己肯定」には理由がいるのです。
一方「自己受容」には条件や理由は不要です。
弱さや不足があるありのままの自分を受け入れる。それが「自己受容」です。
つまり「自己受容」に必要なのは「存在価値」を認める勇気です。
「もしアドラーが上司だったら」という書籍で、著者の小倉さんは
「無条件の自己肯定=自己受容」である。
と述べられています。
中々難しいかもしれないですが、「無条件の自己肯定」つまり「自己受容」を意識したいですね。