心理カウンセラーの視点から




こんにちは、心理カウンセラーの河口将太です。

私は長年、IBS(過敏性腸症候群)と
SIBO(小腸内細菌増殖症)に悩まされてきました。

これらの症状は、私の日常生活や精神状態に大きな
影響を与えましたが、

心理カウンセラーとしての視点を活かし、様々な対策を講じることで克服することができました。

今日は、私の経験とその過程を皆さんと共有し、同じような症状に苦しむ方々の参考になればと思います。


発症のきっかけと初期の対策


私がIBSとSIBOに初めて気づいたのは、ストレスがピークに達していた時期でした。

仕事のプレッシャーや個人的な問題が重なり、突然ひどい腹痛と下痢に見舞われました。

最初は食中毒か何かと思っていましたが、症状が慢性化するにつれて、
これは単なる一過性のものではないと感じました。

初期の対策として、まずは食生活を見直しました。

以下のような変更を試みました:


1. 低FODMAP食の導入

FODMAPとは、特定の短鎖炭水化物の総称で、これが腸内で発酵しガスを生成することが分かっています。

玉ねぎ、にんにく、小麦製品などを避けることで、症状が幾分和らぎました。


2. 発酵食品の摂取

腸内の善玉菌を増やすために、ヨーグルトやキムチ、納豆などを積極的に食べるようにしました。


3. カフェインとアルコールの制限

これらは消化器系に刺激を与えるため、極力避けるようにしました。


専門医の診断と治療


食生活の改善だけでは症状が完全には治まらなかったため、専門医の診察を受けることにしました。

消化器内科医の診断により、IBSだけでなくSIBOの可能性も示唆されました。

SIBOの診断には、呼気テストが用いられ、腸内の細菌異常増殖が確認されました。



医師の指導のもと、以下の治療を開始しました:


1. 抗生物質の使用

SIBOの治療には、腸内の過剰な細菌を減らすために、特定の抗生物質が用いられました。

これは一時的に症状を緩和するのに役立ちました。


2. プロバイオティクスの摂取

抗生物質治療後、腸内環境を整えるためにプロバイオティクスを摂取しました。


3. 定期的なフォローアップ

症状の経過を見ながら、必要に応じて治療法を調整しました。



心理的アプローチ


IBSやSIBOは、ストレスとの関連が深いことが知られています。

心理カウンセラーとして、私は自分自身の精神状態をケアすることの重要性を痛感しました。


以下のアプローチを取り入れました:

1. マインドフルネスと瞑想

毎日の瞑想を取り入れることで、ストレスを軽減し、リラックスする時間を確保しました。

深い呼吸と瞑想は、消化器系の働きを助けることにもつながります。


2. 認知行動療法(CBT)

IBSに対する不安や恐怖を軽減するために、認知行動療法を実践しました。

ネガティブな思考をポジティブに変えることで、症状への対処も改善されました。


3. サポートグループへの参加

同じ症状に悩む人々と情報交換をすることで、孤独感を減らし、前向きな気持ちを維持することができました。


日常生活の工夫


症状を管理するために、日常生活にも工夫を凝らしました。


特に効果的だったのは以下のポイントです:

1. 規則正しい生活

規則正しい食事と睡眠を心がけることで、消化器系の負担を軽減しました。


2. 軽い運動

ヨガやウォーキングなど、軽い運動を取り入れることで、腸の動きを活発にし、ストレスも解消しました。


3. 時間をかけて食事を楽しむ

食事は急がず、ゆっくりと時間をかけて摂るようにしました。

これにより、消化がスムーズに行われ、ガスや腹痛の軽減に繋がりました。


現在の状況とメッセージ


現在、私はIBSやSIBOの症状をうまく管理できるようになり、日常生活を取り戻すことができました。

完全に症状がなくなるわけではありませんが、適切な対策を講じることで、
以前のような苦しみはなくなりました。

同じようにIBSやSIBOに悩む方々に伝えたいのは、
諦めずに自分に合った対策を見つけることが
大切だということです。

症状の原因やトリガーは人それぞれ異なるため、
専門医のアドバイスを受けながら、
自分に合った方法を見つけてください。

また、心のケアも忘れずに行うことが、
症状の改善に大いに役立ちます。

まとめ

私のIBSとSIBO克服ストーリーを通じて、
同じような症状に悩む方々が少しでも希望を持てるようになれば幸いです。

食生活の改善、専門医の診断と治療、
心理的アプローチ、日常生活の工夫を組み合わせる
ことで、症状を管理し、より快適な生活を送ることが
可能です。

IBSやSIBOに負けず、健康で充実した日々を取り戻しましょう。

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