心理学から学ぶ“ソシオパス”
みなさんはソシオパスという言葉をご存じですか?
これは人格障害の一種と言われていて、案外自覚症状がないだけであなたや周りの人もこの“ソシオパス”かもしれません。。。
今回はソシオパスの特徴をお話していきたいと思います
■ソシオパスとは…
ソシオパスとは、“反社会性パーソナリティ障害”の一種です。
簡単に説明すると
・相手の気持ちを察する事が出来ない
・善悪を問わない
など周囲から反感を買いやすい人格障害とされています。
多くの人は「自分には関係がない」と考えあまり興味を持たない人も多いですが相対すると非常に害のある可能性があるのでその特徴を少しだけでもいいので頭に残しておいてください。
■ソシオパスとサイコパスの違い
ソシオパスに近いものとして「サイコパス」があります。
これなら多くの人は一度くらいなら聞いたことがあるのではないでしょうか?
ソシオパスとサイコパスは、同じ「反社会性パーソナリティ障害」として捉えられていますが、要因によって違いがあります。
・サイコパス→先天的な要因
・ソシオパス→後天的な要因
によって起こるものです。
ソシオパスは、人生の中で起こるさまざまなイベントが原因で陥るもので、引き起こすリスクは誰にでもあるということ。
とはいえ、人様に迷惑を掛けるという観点ならさほど違いはありませんので、「密接な関係」であることは間違いありません。
■ソシオパスの特徴
ではここからソシオパスの特徴についてです。
みなさん自身や周りの人を思い浮かべながらチェックしてみてください。
①物事に関心がない
②非常に怒りっぽい
③一人の人間と長続きしない
④人をコントロールしたがる
⑤息を吐くように嘘をつく
⑥ルールを守れない
⑦自我が強い
⑧変化を嫌う
⑨衝動的である
■ソシオパスの改善
ソシオパスの特徴を9つ紹介しましたが、診断してみて当てはまる点はありましたか?
このソシオパスはいきなり改善するのは非常に難しいと言われています。
「いずれか」でなく「全て」当てはまってしまうようですと…
残念ながら、その人は高い確率でソシオパスであると言えますので、そうなるとご自身だけで改善する事は難しいかもしれません。
もしパートナーや友人がソシオパスであるかもと疑って、ほとんど当てはまってしまったら……
可能ならば距離を置くことが望ましいですが、あなたがその人に対し本当に好意を持っていれば更生させられる可能性もあります。
その場合は専門機関等に相談するなりして、きちんと社会に自分自身を収められるよう、社会に適合するよう更生の手助けをしてください。
■さいごに
ソシオパスの怖いところは、周囲に大きな迷惑を掛けているのにも関わらず、それを自覚していない、そもそも人の事など何とも思っていないところにあります。
最近ニュースにもなっていた旭川のいじめ問題でも加害者の女性が被害者が亡くなったことに対し「別になんとも思っていない」と取材した記者に発言し、「完全に人格障害だ」と話題になりましたね。
もし自分がソシオパスでないか気になる場合、第三者の目で自分を見ることで、如何に自分自身が周囲に迷惑を掛けているか、そして周囲から反感を買っているか、それを自覚することが改善の第一歩となります。
ソシオパスの性質的に
「人に迷惑を掛けることを何とも思っていない」
など根本的な何かが欠落している可能性もあるので、そうなると自分自身で改善をするのは不可能です。
そういう場合は専門機関へ相談し、世間一般の常識から叩き込むようにして世間から逸脱しないように頑張ってみましょう。
「そんなのどうでもいい」
と思うのではあれば…
本物のソシオパスではないでしょうか。
そのような場合はもはや災害のようなものです。
せめて可能な限り人と関わらないようにしていただきたいものですね。