【HRテックカンファレンス2024】参加レポートVol.14『How to Leverage Employee Experience Solutions to Accelerate AI Adoption and Measurement(Microsoft デモ | 従業員エクスペリエンスソリューションを活用してAI の導入と測定を加速する方法)』
HRテックカンファレンスとは?
2024年9月24-26日にかけて、アメリカ・ラスベガスにて開催される世界最大の人事テックイベント、HR Tech Conference & Exposition 2024。
HR Technology Conference & EXPOは、HR Tech領域ベンダーが出展するエクスポ(ブース出展)、各企業の事例やインフルエンサーがトレンドを語るカンファレンス、明日のトレンドをつくるpitch(ベンチャー企業のプレゼン大会)等が行われる【世界最大のHR Techイベント】です。
HR Techという言葉が注目されてから久しく、日本でも効率化・自動化・最適化等をテーマに魅力的なサービスが展開されています。しかし、日本の市場規模が1,200億円程度とされる一方、世界のマーケットはは2018年時点で146億8,000万ドル(およそ1兆6000億円)とまさに桁違い、しかも年10〜11%で成長しており、2025年には300億ドル(約3兆2000億円)に達する見通しでした。なかでもアメリカでは、平均従業員一人当たりで300ドルの投資がなされているとのことで、各企業が重要な投資分野と位置付けており、それに伴いベンダーも魅力的なサービスを提供し続けています。
参加できたセッションについて、ラフな文章ではありますが皆様に共有をさせて頂きます。ご参加された方は社内レポートなどの参考にして頂ければと思います。
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Microsoft デモ | 従業員エクスペリエンス ソリューションを活用して AI の導入と測定を加速する方法
日時: 2024-09-26 11:16:24
スピーカー:Tammy Futa、シニア従業員エクスペリエンス スペシャリスト - Microsoft
コース名:Microsoft デモ | 従業員エクスペリエンスソリューションを活用して AI の導入と測定を加速する方法
キーワード
AI コミュニケーション Viva Learning
主なアジェンダ
1. コミュニケーション: AIのストラテジーとリーダーをコミュニケーションさせる方法についての知識ポイント。
2. 人工知能とソリューションツール: 人工知能やソリューションツールを使ってAIの価値を知る方法についての知識ポイント。
3. GenAIの進歩と組織の対応: GenAIの急速な進歩に対する組織の対応方法についての知識ポイント。
4. 従業員の感情分析: 従業員の感情を測定し、管理する方法についての知識ポイント。
5. Viva Learningとコーパイロット: Viva Learningとコーパイロットを活用した学習とスキルアップの方法についての知識ポイント。
知識の説明
1. コミュニケーション
· キーポイント
o AIを活用したコミュニケーション戦略の重要性
o リーダーシップの関与が重要であること
o オンラインフォーラムやコミュニティの活用
· 説明
AIを活用することで、リーダーと従業員の間のコミュニケーションを円滑にし、組織の戦略を効果的に伝えることができます。オンラインフォーラムやコミュニティを通じて、従業員の質問を早期に集め、予測可能な環境を作り出すことができます。
· VIVA Engageの活用
VIVA Engageを使用して、フォーラムを設定し、従業員の質問を集めることができる。
1. オートマティックなボックステンプレートを使用してフォーラムを設定
2. 従業員が質問をアップボートすることで、予測可能な環境を作成
2. 人工知能とソリューションツール
· キーポイント
o AIによるFAQの作成と活用
o VIVA-engaged knowledge bankへのドキュメントアップロード
· 説明
AIを活用してFAQを作成し、VIVA-engaged knowledge bankにアップロードすることで、従業員が必要な情報に迅速にアクセスできるようにします。
· FAQの活用
人間が検証したFAQをVIVA-engaged knowledge bankにアップロードし、従業員が必要な情報をスケールできるようにする。
1. FAQドキュメントをアップロード
2. コーパイロットが仮想バージョンを作成
3. 必要なFAQを選択し、編集して反映
3. GenAIの進歩と組織の対応
· キーポイント
o GenAIの進歩に追いつくための戦略の重要性
o 取得、測定、アップスキルの確認
· 説明
GenAIの進歩に対応するためには、組織が戦略を考え、必要なスキルを取得し、測定し、アップスキルすることが重要です。
4. 従業員の感情分析
· キーポイント
o 従業員のセンチメントを測定するための調査
o Viva InsightsとPower BIダッシュボードの活用
· 説明
従業員のセンチメントを測定することで、組織の状況を管理し、必要な改善を行うことができます。Viva InsightsとPower BIダッシュボードを使用して、データを分析し、リーダーシップにフィードバックを提供します。
· Viva Insightsの活用
Viva Insightsを使用して、従業員のセンチメントデータを分析し、リーダーシップにフィードバックを提供する。
1. センチメントデータと行動データの組み合わせ
2. リーダーシップへのフィードバック提供
5. Viva Learningとコーパイロット
· キーポイント
o Viva Learningを通じた学習の促進
o コーパイロットを使用した学習コレクションの作成
· 説明
Viva Learningを活用して、従業員が必要なスキルを学び、コーパイロットを使用して学習コレクションを作成することで、効率的な学習を促進します。
· Microsoft CoPilot Academy
Microsoft CoPilot Academyを通じて、コーパイロットを使用した学習方法を提供。
1. コーパイロットを使用してAI関連のコースを検索
2. 学習コレクションの作成
まとめポイント
Microsoft Vivaを使ったEmployee Experienceを向上させる説明であり、MicrosoftのTeams, Sharepointなど今や大手企業の大多数が使用しているツールの使用例。
組織状況の把握、コミュニケーション促進、学習支援が一括でサポートでできるツールとなり、この機能の裏側に生成AIの機能があり、Agentic AIとしてユーザーにAIメンターがつくようなイメージのツールである。
ユーザーは、①マネジメント、②従業員、③HRと3者を想定しており夫々の立場から現状把握並びに問題解決を行える点とTeamユーザーからするとTeams上でのコミュニケーションデータが蓄積されるため、リアルタイムに組織の状況把握ができるという点が最大のメリットである(従業員サーベイなどは数カ月前のデータを参照する事が多いがVivaを使う場合はその時間差が発生しない)。
また学習に関しては、スキルデータが入力されば自動的に自社のスキルタクソノミーが構築されることとなり、この点もTeamsとの連携メリットが活かされると強力なデータになると感じる。
最後まで読んでいただき有難うございました。
ご参加された方は社内レポートなどの参考にして頂ければと思います。
こちらも宜しければぜひ。
著者:松澤 勝充
神奈川県出身1986年生まれ。青山学院大学卒業後、2009年 (株)トライアンフへ入社。2016年より、最年少執行役員として組織ソリューション本部、広報マーケティンググループ、自社採用責任者を兼務。2018年8月より休職し、Haas School of Business, UC Berkeleyがプログラム提供するBerkeley Hass Global Access ProgramにJoinし2019年5月修了。同年、MIT Online Executive Course “AI: Implications for Business Strategies”修了し、シリコンバレーのIT企業でAIプロジェクトへ従事
2019年12月(株)トライアンフへ帰任し執行役員を務め、2020年4月1日に株式会社Everyを創業。企業の人事戦略・制度コンサルティングを行う傍ら、UC Berkeleyの上級教授と共同開発したプログラムで、「日本の人事が世界に目を向けるきっかけづくり」としてグローバルスタンダードな人事を学ぶEvery HR Academyを展開している。
保有資格:
・SHRM-SCP(SHRM)
・Senior Professional in Human Resources – International (HRCI)
・Global Professional in Human Resources (HRCI)
・The Science of Happiness(UC Berkeley)、他