挽回人生 なぜ、学校の宿題提出はできなかった私が、バレエの稽古は続けられたのか
ーそれは、自分の成長に夢中になっていたから。
成長して変化する自分に夢中になれたからだと思う。
前回、未完了と成長の関係について書いて思い出したことがある。
未完了と成長の関係についてはこちらを読んでね。
自慢じゃないけど、小学校の時は日々の宿題や、夏休みの宿題はやったことがなかった。
毎日地道に何かをやり続けるのが苦手だった。
ところが、クラシックバレエの稽古は20年続けられた。しかも、週に1レッスンや2レッスンどころではない。
延べにしたら、1週間に6レッスンぐらいしていたと思う。
その稽古を続けた経験から見つけたことがある。
それは自分は少しでも出来るようになると、続けられるんだということ。
たとえ、“少しでもできるようになったこと”は他の人にはわからないぐらいのことでもいい。
バレエは、体が柔らかいとか、足が高く上がるとか、回る数がすごいとか、傍からみるとそういうところが注目される。
でも、踊っている本人は、自分の体の扱い方に集中している。
その結果、脚が高く上がる等の現象が見えているだけ。
そこに行くまでに、自分との対話がある。
稽古の始まりはいつもバーレッスン。
これは、初心者でも上級者でも同じ。バーレッスンの難易度は変わるけど、動きの種類は同じなのだ。
プリエといういわゆる膝の屈伸運動から始まる。
これは、バレエを踊る上で基礎の基礎ともいえる動き。
見た目はシンプルな動きなのに、奥が深い。
この動きで自部の中心部分に筋を通すこともしている。
ここから自分との対話が始まる。
ステップに慣れてくればさらに自分自身を見る余裕ができる。
鏡に映った自分を冷静に観察している。
時々は、
はぁ~ お腹が出てるなぁ
もうちょっと脚が細くなればいいのに
思ったりしてたけど。
そればかり思っていたら、イヤになる。
それよりも、
こうしたら動かしやすいのか!!
という自分の工夫で、気づき(成長ポイント)があるとおもしろくなる。
次はこの動きを工夫してみようと意欲がわく。
これは、まさに未完了の自分の動きに少し成長変化が見えて、
”もっとこうしてみよう”という連鎖が生まれていたんだと思う。
その結果が20年継続。
きっとまた再現できる。
未完了の自分のプロジェクトを、
自分の小さな成長を原動力にして進めていく。
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