ニュースが嫌でテレビを捨てた私が、アプリでもニュースを見れなくなった話
私はテレビを捨てた
大学2年生の時
今テレビを持っていない人は珍しくないだろう
ミニマムな生活にしたいから
お金がないから
テレビを観る時間がないから
私がテレビを捨てたのは
群がるマスコミが写る群がって撮った映像
浅いコメンテーターがペラペラ話すニュース番組
流されるアナウンサーが適当なまとめをするニュース番組
嫌いだったからだ
それでもドラマが大好きなテレビっ子の私は捨てられずにいた
しかし捨てることになった
これには大きなきっかけがあった
大学2年生の時私は法学部の刑法の授業を受けていた
ちょうどそのころニュースでは幼稚園か保育園での児童が殺害された事件が連日報道されていた
そこで各番組で容疑者か?ととりあげられていた人が家をマスコミに囲まれる映像が連日流れた
その人は数日後自殺した
任意同行はされていたようだが
被疑者であり罪を犯したとは決まっていない
実際どうだったかはわからないが
世間がマスコミが自殺の要因の一つだっただろう
この事件がきっかけで私はテレビを捨てた
ニュースは誰の主観も入らないラジオで聞き
時間がなければアプリで摂取する
最近はこのニュースアプリが嫌いだ
ニュースアプリは経済ニュースをいち早くプッシュで届けて社会人としてはとっても助かる
知っておかなければならないニュースは最低限知ることができる
だがニュースアプリはアクセス数を稼ぐためタイトルと中身にずれがあったり釣り文言が多い
実はテレビを捨てたあとニュースアプリ関連のインターンをしていたことがあるのだがすごい環境だ
(ニュースが嫌いなのにインターンをしたのはセンシティブな内容が少ない娯楽のようなニュースを取り扱っていることが多かったからだ)
誰かが亡くなるとニュース部門の人は盛り上がる
有名な人であればあるほど
アクセスが集中して
サーバーが落ちると現場は沸く
アクセスが伸びるとサイトに貼り付けてある広告がたくさん見られるので収益が上がる
だからといって有名な人の訃報に沸く現場ってなんなんですかね
そのうち収益が悪い月は誰かの死を望むようになるんです
収益が欲しいのはわかるので100歩譲って心の中思うのは許せるのですが
声を出して言うんです
みんなで口々に
これに染まったら私が望む私でなくなってしまうと思い辞めました
主観の入ったニュースも
誰かの死を喜ぶニュースも
大嫌いだ