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主体は私。

ヨガを始めてもうすぐ2年が経つ。
流行り物には乗らない主義&超絶運動音痴な私がヨガと出会ったのは、私が1番心が病んでいた時。
散歩に誘ってくださった方々に縁をつくっていただいた。

ーなんて気持ちが良いんだろう

とヨガから心地良さを教えてもらった。

思えば私は飽き性で、とにかく継続が苦手な人生だった。
飽き性というより、要らない荷物を、言い換えれば相手の荷物を背負って疲れ果てて辞めるサイクルだ。

ある日、自宅近くの公民館でヨガ教室が始まると先生が誘ってくださり、その当時は人と会うのがとても怖かったのだが勇気を出して通い始めた。
それからもうすぐ2年が経つ。

通い続けることができている理由は、先生がとても適度な距離感を持っていてくれるからだ。そして先生の雰囲気が魅力的なのだ。

まず先生の声が私はとても好きだ。
弦楽器のヴィオラのような声で、中音域で声色の響き方がとても妖艶である。
目を瞑っていると、まるで東洋の神社にいるような気分でヨガができる。
静かなスタジオに、ゆったりとした先生の声が響く空間が私はとても好きだ。

そして先生の小話も、クスッと笑ってしまえて楽しい。この「クスッ」に私はなんとも言えぬ心地良さを感じるのだ。

その小話の中でも、ヨガから自分の呼吸や自分の身体を見つめることを先生はいつも教えてくださる。

自分が今どんな状態かを観察しましょう

と先生の言葉から、自分で自分のココロとカラダを整えている。

先日の先生の小話では、「願い事は自分主体で考えましょう」と話されていた。
確かに思えば、人の事ばかり願ってきた。
自分が幸せになるためには、人が幸せにならないとなれないもんだと思い込んでいた。
介護の仕事もそうだ。
利用者のため。悲しんでいる職員のため。
そうやって自分を犠牲にしてきた。
相手の荷物を背負って生きてきたのだ。

ヨガは私にとって初めて、自分のための時間だったように思う。自分への投資だ。

特に友達などつくらず、挨拶をかわす程度がまた気楽で、ただただヨガを楽しめている。
60代の方も男性の方も、みなさんひたむきに取り組まれている姿も励みになる。

「自分のため」が長続きの秘訣なのかもしれない。
人生も願い事も自分主体でいいのだ。

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