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「本当の願い」の因数分解のすすめ



私は朝ゆっくりしたかった。
朝ゆっくり過ごせることが私の本当の望みの一つだと思ってきた。
子供の頃から、すぐに自分の世界にどっぷり浸かる癖があり、母親に「早く食べなさい」「早くしなさい」と怒られてきたからこそ、強く内側にその願いが育ってきたのだろうと思う。もちろん、そうやって怒られてなければ日常生活をスムーズに送ることは困難だったことが予測されるから母親には感謝しているが。

だからとにかく朝はゆっくりしたかった。とても強い願いなので繰り返し言ってみたが、本当にそうで今の今までその願いに関して疑いもしてなかった。

でも数日前ふと思った。

「朝ゆっくりしたいって何だ?」

私はこうやって感情の因数分解をすることが大切だなと思っている。
ぼんやりした形をよりハッキリさせるために。
自分の心が何を望んでいるのか、より理解しそのための行動がしやすいように。

朝ゆっくりしたいとは、「時間に追われたくない」だ。
時間に追われたくないとは、少ない時間でたくさんのことをしたくない。

なるほど。

そして自分との対話を進めていくうちに、朝ゆっくりしたいとはお花のお水を変えることができる心と時間の余裕さだという答えに辿り着いた。
あとは、ラジオを聴きながらお弁当を作りたいとか。

そこでふと気がついた。どうやら私は丁寧な暮らし系に憧れていて、そういう生活をしている方たちと同じような朝の時間を過ごしたいと思っていたようだった。

だから、自分のその願いを叶えるために、憧れの世界を自分の世界に招き入れるために、丁寧な暮らし系の動画を見漁ってどうすればより憧れに近づけられるのか、真似できる部分はないのかワクワクしながら動画を見ている。

「朝ゆっくりしたい」が「私も丁寧な暮らしがしてみたい」に変わるなんて全く想像してなかった。
改めて自分の心が何を望んでいるのか、詳細に明確化することって大切だなと思った。
そうすることで、自分の願いを叶えるための行動を限局的に行うことができるのだから燃費がいい。

少しぼやけている望みについて、一旦考えてみるのもいいかもしれない。

あと補足だが、私は子供によく「朝は忙しいんだよ」とか「朝は時間がないから」と言っていて、願いとは反対のことを言葉にしていたことに気付いた。
最近、言霊に気をつけていて、だから自分の望みを叶えるためにそういう言葉は言わないように気をつけている。
自分の言葉は自分が一番よく聞いているから。

今日もウキウキしながら丁寧な暮らし系の動画を見ます。

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