ジョージ・エリオットの『ミドルマーチ』を光文社古典新訳文庫バージョンで読んでみました。
英国文学史上でもっとも高い評価を受けている作品のひとつ。ちなみにジョージ・エリオットという名前はペンネームで、この作者は女性です。
主人公が何人も登場する群像劇タイプの小説。若い主人公たちが大きな理想をもって結婚生活に突入し、すぐにそれが裏切られ、それでもどうにか現実生活を暮らしていく…といった内容。
普通に面白かったです。とはいえ個人的にはオースティンやディケンズのようにはハマらず。
トルストイとかが好きな人には合いそう。実際、トルストイはジョージ・エリオットから影響を受けている可能性があるそうです。
以下、印象的だった文章をいくつかメモ。