たけちゃんのうつ奮闘記!vol.2
2.絶望
心療内科受診
しかし、精神科に対するイメージが良くないぼくは最初は行くことを拒んだ。
妻の説得でしぶしぶ精神科に行くことにしたが、薬もらって一週間くらい飲めばいいや程度の軽い気持ちだった。
そして診断の結果は、身体表現性障害※と軽度のうつだった。
※身体表現性障害とは…実際にそのような疾患はないのにその病気と同じような症状が出ること。
ぼくの場合は狭心症と同じ症状でした。
病名
うつと言われ、どこかホッとしたところがあった。病名もつかずただただ苦しかった胸の痛みに名前が付いたことに安心した。
絶望
しかし、次の瞬間、自分がうつであるという事実に絶望した。うつは遠い世界の出来事でぼくには関係ないと思っていたから。
思い込み
主治医には休職することを勧められたが、うつを受け入れられない事とぼくがいないと仕事が回らないという勝手な思い込みで、結局仕事環境を変えるだけで休職はしなかった。
仕事環境
2019年2月、岩手県で単身赴任中だったぼくは自宅のある宮城県に戻りそのまま宮城担当になった。しかし環境が変わってもぼく自身が変わっていないので今まで通りの働き方だった。
ミス
薬が効きはじめて体調は戻ったものの仕事はそれまで以上に忙しさが増し休みも取れず、うつはぼくのそんな身体を蝕んでいった。
抱えきれない程の仕事量が仇となってこの頃からちょくちょくミスをするようになった。
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