私のファシリテーション観
私のファシリテーション観は、ジル・クレマンというフランスの庭師の、「動いている庭」という本から大きな影響を受けてきました。
庭師が手がける庭というと、綺麗に刈り込まれ、人工的に制御された空間を思い浮かべる人が多いと思いますが、クレマンは、「できるだけあわせて、なるべく逆らわない」という考えのもと、土地を土地のダイナミズムに委ねるような形で庭づくりを行い、現代造園の世界に衝撃を与えてきました。
つまり、計画や制御を手放して、庭という空間を、自分たちには制御不能な、そこにある生命