
備えつつ 簡単・楽しい 夕食を (2024年8月7日更新:タグ追加)
無印良品のネット通販で、送料無料まであともう少し…!という場合、最近は備蓄食品や防災用品を購入するようにしている。
備えは大切とわかっていても先延ばしになりがちで、必要になるときは突然訪れる。
一方、せっかく備えていても、使いたいときには期限が切れている…。
そうしたことを防ぐには、ちょうど良い買い方のように思われる。
先日は、「そういやほとんど食べたことないな…」と、試食も兼ねてレトルトカレーを買うことにした。
一覧を見ていて特に惹かれたのは、この2点。
ふと思いつく。
1人前として3種類。
すべて半分ずつ分けて夫と食べれば、6種類を一気に試せるではないか。
各々にオススメのバスマティ米やナンもあれば、子どもは面白がるだろうし、お試しがてら少しとはいえ本場感を味わえそう。
子どもは辛くないレトルトカレーなら食べられそう、かと言って1袋完食は難しいだろうから、大人もついでに味見してみよう。
これなら、備蓄食を試食でき、調理はほぼ不要、ピザパーティーならぬカレーパーティーができそう!
と。
こうして、下記3点、及びパーティーには使わない備蓄用のレトルトカレーもカートへ追加した。
買い物の主目的が変わりかねないという、恐ろしい現象の発生である。
到着から数日後の週末。
パッケージの説明にしたがって、準備を進める。
バスマティ米は早炊き設定で炊き、カレーは辛くない〜を先に熱湯へ入れ、後から南北インドのカレーを投入。
各カレーの食べられている地域(北/南インドか日本)、味名、辛さの目安を付箋に書いて器に貼る。
今どれを食べているか、わかるようにするためだ。
限られたスペースでレトルトパウチを合計7つ開け、味の数7種×大人2人+子ども1人=15個 の器へ分ける。
それなりに骨の折れる作業だったが、食材を一から調理し、調理器具を洗って片付けることを考えれば、大したことではない。
そうして、インドカレーのルールやマナーもよく調べず、ひとまずやってみた!という図がこちら。

袋の開封時や炊飯中に漂う匂いから
異国のお米だなと感じた

さすが、パラパラっとしている

器が寄せ集めなのもご愛嬌…!

最後に7種全部混ぜた図
全体像だけでも撮影してみたかったが、撮らずじまい。
だが、それでよいのだ。
皆を制してまですることではないし、何より家族で楽しくご飯を食べられることが1番なのだから。
私の着席前に、子どもが「これ、おいしいね〜」と早速ナンにかぶりついてくれたのだから、本望だ。
というわけで、大急ぎで撮影した上記の写真から、全体像をご想像いただければと思う。
まず、各味を単独で口に運んだ。
北インドのカレーはトロッと、南インドの方はサラッと出来上がっているのに加え、ちゃんとどれも味が違う。
次に、北インド3種、南インド3種で混ぜてみた。
バスマティ米を盛った皿に少しずつ入れていくと、絵の具のごとく混ざり合っていった。
単独のときよりも、深みというか、様々なものが溶け合っているのを感じられた。
その後、単独や3種ずつ混ぜて食べるなどを繰り返し、最後は7種全部を混ぜた。
小分け冷凍してあったものを解凍した、日本のお米も一緒に。
子どもが器を落としかねない状況となり、お店ではなかなかできない組み合わせだよなと思いつつ、急いでかきこんだ。
さて、準備も片付けもする身として気になるのは、洗い物。
食洗機はあれど、予洗いが大変では?
でも、食べ比べしてみたい!と思い立ったのは自分。
ナンもまだあったものの、「こういうときしか食べられないから」と、夫はバスマティ米を想像以上に沢山食べてくれた。
カレーはほとんど食べなかったものの、少しずつ親たちにちぎった後、子どもはナンをほぼ1枚たいらげ、バスマティ米を不思議がってくれた。
それぐらい、私に限らず家族が堪能してくれたなら、頑張ろうではないか!
と、己を奮い立たせたのだが。
湯煎時に使用したお湯を器にかけてみると、なんとスルスルっと汚れが落ちていった。
カレーと器との相性もあるかもしれないが、15個+αの器はすぐさま食洗機へ入れられる状態となった。
おうちで食後も気にせずに食べ比べができるなんて、最高だ…!
外食や宅配ピザ、買ってきたお惣菜を並べて済ませることもしばしば。
けれども、なんらかのかたちでイベント要素を取り入れることにより、ローリングストックを消費しつつ、簡単に楽しく食卓を囲めるのだと気付かされた。
これなら、ストックさえあれば思い立ったらすぐできる。
また、今回お米は炊いたり、冷凍してあったものを解凍したりしたものの。
使えるライフラインが限られているときのために、備蓄米は複数種類置いておくことも必要だとわかった。
我が家には今、①レンジや湯煎、②お湯や水を入れる によって食べられる、2種類のお米が保管されている。
災害時には、食べ比べ〜♪なんて悠長には構えていられないけれども。
こうして時折試食し、いざというときのために買い置きしておく味を考えるのもよさそうだ。
今後も、こうして備蓄食品や防災用品を試しつつ、やらされ感なく楽しみながら災害に備えておきたいと思う。