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イメージする物事の違い(16日*色の日のいろいろ-実感-)
好きな色や嫌いな色が人によって異なるように、同じ色を見て想起される物事も人それぞれ。
直近でそれを感じさせられたのは、奈良金魚ミュージアムへ行ったときだ。
季節柄としてもちょうどいいため、そこでの写真とともに表題の件について綴ることにする。
行ったきっかけ
奈良金魚ミュージアムには、帰省中に行った。
当初は違うところへ連れて行ってくれようとしていたが、出発前に調べると臨時休業ということで断念。
どこか行きたいところはと聞かれ、奈良いきものミュージアムを挙げてみた。
広告で知ったのだが、開園してまだ数ヶ月と新しく、本物の動物を見ることができて子どもも楽しめそうと思えたからだ。
提案が通り詳細を調べたところ、同じフロアに奈良金魚ミュージアムもあることがわかった。せっかくだから!と、両施設とも入ることにした。
つまり、偶然が重なって行くことができたのである。
母の感想に「?」が浮かんだ
奈良金魚ミュージアムの様子は、公式サイトやInstagramでも見ることができる。それらに掲載された写真の方がずっと素敵だが、虹風スマホでもこのような写真は撮れた。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113373477/picture_pc_76045ae67565f477537a60b2339cdbf4.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113373480/picture_pc_92010befdb29e89e34dcf2452aa31eaa.jpg?width=1200)
タイミング命!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113373483/picture_pc_e0fc64b54b9d0d0bda51a2153b282d27.jpg?width=1200)
私にとって、金魚と言えば金魚すくいである。和傘や提灯などがあったことも相まって、日本の夏や秋のお祭りに来たような気分になった。
また、色使いや照明の効果から、妖しげだが惹かれる、懐かしさが新しいかたちで表現されているといった印象を受けた。
(写真を見返すうちに色々書きたくなったため、いっそ体験記なるものを作成するのもよいか…な?)
しかし、一緒に行った母は、まったく異なる感想を口にした。
「なんだか台湾のような雰囲気だったね!」
あまりにも意外すぎて、え、台湾?と聞き返してしまった。
お恥ずかしながら台湾についてほとんど知らない私は、台湾と言えばマンゴーやバナナ、パイナップルケーキしか思い浮かばない。
それゆえ、台湾=黄色という感覚で、母の言葉は奈良金魚ミュージアムを見てのコメントとは思えなかったのである。
色から連想する物事が違うのは
そこで、母になぜ台湾らしいと感じたのかを聞いてみると、下記のような答えがあった。
・施設内の光景が、台湾の景色や雑貨品の色合いと似ていたから。
・金魚の形をしたティーパックがあると聞いたことがあり、印象に残っていたから。
・提灯から、台湾のランタン祭の情景を思い起こしたから。
母は台湾に行ったことがない。けれども、出張で行ったことがある父から旅行で行こうかとの話があり、予習をしていたそうだ。
母の回答をもとに検索してみて、納得がいった。たしかに、台湾について調べているタイミングで行けば、奈良金魚ミュージアムを台湾っぽく感じられそうだ。
色の好き嫌いが人によって異なる理由には、知識や経験もあるだろう。Aは幸せの色とされているから好き、Bは苦手な人がよく身に付けている色だから嫌い、など。
色からイメージするものの違いも、同様だと思う。
同じものを見て、母は台湾を、私は日本を連想した。台湾について知らなかった私は、なぜ台湾が出てくるのかがわからなかった。
その疑問を少しだけでも掘り下げてみると、母の感想にある背景をはじめとして、これまで縁のなかったことについて知ることができた。
ちょっとしたきっかけではあるが、こうして新たな知識や経験を得ることで、人として成長できるというか、優しくなれるような気もする。
おわりに
ひょんなことを機に行けたスポットについての感想が、予期せぬところまで辿り着いた。
元々、観劇や、美術館・〇〇展の鑑賞が趣味の一部だった。しかし、子どもと行くようになり、動物園や水族館も好きになった。
最近は、当記事で触れたような「いきものとアート」をコンセプトとする施設も増えている。どちらにも興味のある私にとっては、行きたいところが増える一方である。
こうして関心の幅を広げることも、色と心についての新たな発見へとつながるに違いない。