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鬱的心象風景雑記

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日々の感傷的な心象風景をつれづれに綴っています。つらいことや苦しいことなど、主にダウナーな雑記ですが、私が「私」として生きるために書き始めました。よかったら、暇つぶしにでも覗いて…
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【詩】02.

記憶の中に詰め込まれた物語たち それは断片的でもあり、あるいは連続的でもある 過去という途方もない時間軸の中で 呻き声をあげる屍 それらは優しくて脆いために硬質化し、 いまにも崩れそうな予感がするのかもしれない 大衆化したノイズは最も言語的である 私はそれを理解できないだろう それらは此岸の営みなのであれば、 私は彼岸から望郷している黒い塊 追憶という長旅に倦んでしまった猫 なにかの死骸を啄むことしかしなくなった海鳥 音が断続的に響く波間 視界を遮る蜃気楼は狼煙的であり、 そ

【詩】鬱的雑記

死、詩、詞、止、支、志、思、私、至、屍、、、 様々な雑念が混じり合うが、それを名指すことができない エッセイ風に書こうにも、そもそもこの思考のなかに論理性が無いため こうしたわけのわからない体裁で書いている 死を思う 希死念慮もあるが、 しかし思考の帰結としての死への渇望、諦念、飛躍、命懸けの 死にたいというよりは消えたいという感覚に近い 孤独を恐れ、街中に逃避しても 他者を受容することができない、不安、懼れ、 自己肯定感は風化している 心象風景は砂漠 ここは都会のオアシスか

【詩】01.

なにもない虚無が 私の身体を囲う 私は空間を見つめるが 時は凍り付いたまま連続しない停滞 この意識は呼吸することを渇望するのか 日常を生きるということがもはや 遠い国の物語のように 神話化する 私は神を信じるか いやもうその存在に関心はなく 私は私という虚像に脅かされる 孤独に嫌気がさして街へ出かける その行為自体が孤独な意味性を帯びている 私は街のノイズを肌で感じながら 煙草に火をつけて下を見つめる

【詩】東京探訪雑記

東京 到着は新宿 早朝 夜明け前の熱気 朝帰りの人々 断続的な会話 間隙という陥落に落とし込まれる疲労と眠気 一瞬の輝き 太陽の目覚め 散乱するゴミ 新宿の匂いがまとわりついた路面を滑る 粘性のきらめき 乾かない響きのなかで 空気が循環していく感覚がある 駅に向かう人々 顔に張り付けたマスク 隠蔽の詐術 足にまとわりついた倦怠感はほどけない 歩く、街中を ただひたすらに 歩く