うろ覚えむかしばなし 三年寝太郎

あやふや度 ★★★★☆

むかしむかし、あるところに怠け者の男がいました。
かれこれ三年も寝たままだったので、村の者たちはその男を三年寝太郎と呼んで悪口を言っていました。
あるとき、何らかの災害(洪水?)が起きました。
すると、ずっと寝っぱなしだった三年寝太郎が突如起き出し、猛然と大岩を持ち上げて、被害を最小限に留めました。
村の者たちは三年寝太郎のことを見直しましたが、三年寝太郎はその後ものんびりと寝て暮らしました。
でも、村の者たちはもう悪口を言いませんでした。
めでたしめでたし。


昔話の好きな子供でした。でも、あの頃読んだ昔話は今や記憶の中でうろ覚えのあやふやになり、混ざり合いごちゃごちゃになっています。
きちんとした話を目にしてしまう前に、うろ覚えの状態の自分の中の物語を書いておこうと思いました。
きちんとしたものを目にしてしまえば、うろ覚えの状態には戻れないのですから。

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