006 水の4大特性 ②-3【水抵抗:カロリー消費だって任せれる万能選手】
水抵抗の話、なかなか尽きませんが
数ある特性の中でも万能さで一つ抜けているネタなので、あと少しだけお付き合いください。
実は大きなカロリー消費
さて、ここまで水抵抗があるから全身を鍛えやすいとトレーニング寄りの話をしてきました
が!空気抵抗の12倍と言う数字は伊達ではありません。プールでの運動はなんとカロリー消費も抜群です。
ひとたび水の中に入ればあらゆる全身の動きが抵抗を受けて動きづらさを感じますよね。これが積もり積もって大きなカロリー消費をもたらします。もちろん、ある程度の努力が必要だという前提ありきの話ですが。
これは、以前の記事で述べました
例えば【体重60キロの方】が行う運動で考えてみたときに
しっかりと【水中ジョギングを1時間】やったら、ざっくりではあるが【500キロカロリー程度】を消費できる。
これは陸上でいえば
【ランニング:速度9キロペースで1時間程度】
【ウォーキング:普通の速度で3時間程度】
と、同等のカロリー消費になります。
真面目にやると、もはや陸でのウォーキングや早歩きは相手にならないくらいのカロリー消費ができちゃいます。プールすごいでしょ?
でも、陸も水も、どっちも必要なの
基本的にめっちゃプール推しの文章を書いていますが、物事には必ず裏表があることも今回は話しておきます。
結論から言うと陸の上での運動も欠かすことはできません。
それはなぜなのか?それぞれの違いを説明してまとめていきます。
ウォーキングを例に取って、話を進めますね
陸の上であれば、空気抵抗の中で動くことは水に比べて余裕です。しかし、重力の負荷を受けるため
①陸でのウォーキングは、重力の負荷を受け止
めている下半身が局所的に鍛えられやすい
②だから局所的なキツさはある
③着地衝撃などによるケガのリスクがある
このような特徴があると思います。
これに対して、水の中
水の中で動くのは何をするのも大変ですが、重力の負荷はかなり軽減されているため
①水の中でのウォーキングは運動は重力が軽減
されているため、局所的な負荷が陸よりは少
なく、水抵抗が全身的に体を鍛える
②全身に負荷が分散されているので、局所的な
疲労感を感じにくい
③ケガのリスクが陸の上の運動に比べて低い
こうなります。
では、それらの特徴をかいつまんで、まとめていきましょう。
分かりやすい言い回しでまとめると
プールでの運動を推奨するなら
プールでのウォーキングは、大きなカロリー消費が期待できるし、疲労感もそこそこ。しかも歩いて膝が痛くなっちゃった、、、なんてケガのリスクもほとんどありません!
こういう話になります
逆に、陸での運動を推奨するなら
陸でのウォーキングはプールよりしっかり下半身を鍛えることができます。下半身の強さは重力の中で生きる上では絶対に欠かせないので、プールを歩くだけではやっぱり足りないんですよ!
こういう話にもなるわけです。
お互いに、良し悪しがあることをお分かりいただけるでしょうか?
まとめ
ここまで水抵抗の万能っぷりを話してきましたが、やっぱり完璧ではなく穴もあります。水の中での運動は、カロリー消費にも筋トレにも十分活躍できることは分かっていますが、陸の上での運動と絡めながら、美味しいところだけを上手く使うことが大事です。
とはいえ、水抵抗の万能さにはつくづく驚かされます。だから僕はプールが大好きなんですよね。
それではまた