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008 水の4大特性 ④【水温:ホメっちゃえば風邪ひかないよ】
「水泳やってる人は風邪をひきにくいよね」という話を聞いたことがある方、少なくないかもしれません。
よく聞く話ですが、それは確かにあると僕は思っていて、それなりの理由もあります。
ポイントは水温です
水の熱伝導率
熱伝導率とか言うと学問的で難しいですよね。実際きちんとした定義とかは僕も言えるほど頭良くありませんが、ここでの話を簡単に言うと
【体の熱が水に伝わって奪われていく早さ】みたいに捉えてもらうと分かりやすいと思います。
では本題へ移りましょう。
水の熱伝導率は空気に比べて25倍も高い
あまり自覚がありませんが、プールの中では、自分たちが想像している以上の早さで体の熱が奪われています。気づいてました?
なぜ体温は変化しないのか?
ではなぜその様な環境下においても体温は変化しないのか?これが人間のすごいところです
皆さんは、最強の調整機能【ホメオスタシス】をご存知でしょうか?外界から人体が受ける影響に対して恒常性(ノーマルな状態)を保とうとする素晴らしい能力のことです。
1番有名なケースでは、ダイエットで減らしている体重を「飢餓だ!」とストップさせたりすることとか(いや、いらんことするなって)が挙げられますね。
体温も同じことで、当然下がりすぎれば命に関わるので、ホメオスタシスが働いて、下がる体温に負けじと熱を作りだすことでバランスを保つわけですね。
プールでよく運動をする人は、体温を調整する機能が高いのではないかと思う理由はコレです。僕はプールに入っていた時期、確かに風邪をひきにくかったと自覚しています。
因みに、熱を作る作業にはカロリーを消費する必要があるんです。つまり、プールでの運動は運動そのもののだけでなく、熱を作ることも含めたカロリー消費が起こるんですね。運動でカロリーを消費しまくりたいダイエッターに、プールはうってつけの環境です。
まとめ
たかが水温ですが、入るだけで体温調整機能をこれだけ刺激してくれる環境はなかなかありません。風邪をひきにくくなる効果は確かにあると思いますので、皆さんも是非プールで「ホメって」みてくださいね!
あとがき 【高機密高断熱】
本題は終わりましたが、たまには少し脱線。
今時の家のセールスポイントに「夏涼しくて、冬暖かい家」というのがありますよね。
確かにすごく快適で、魅力的な訴求なのですが、個人的には同じくらい「いつも快適すぎると体温調節機能が鈍くなるのではないか」という懸念もあります。
この件について家づくりで悩んだ結果、ウチは【低機密、NO断熱】の家に住むことにしました。
おかげで夏は暑いし、冬は寒い!!笑
もしかしたら、俺はただのアホかもしれないと思いながらも、しかし、そこは常に体をホメらせている!と自分に言い聞かせて暮らしに納得をしています。
ただ、体本来の健康を考えた時に、高機密高断熱のお家に住まれている方も、その素晴らしい快適さに溺れすぎないよう、ぜひ意識して外で季節を感じることも大切にして欲しいと思っています。よければこの話を頭の片隅にでも置いておいてくださいね!
それではまた