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展覧会の絵 第一プロムナード

作曲:ムソルグスキー 編曲:ラヴェル
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DTMで打ち込みました

ぜひお聴きください

 本物のオーケストラにより近づけるようにがんばってます。
 
 オーケストラの楽曲を作曲する能力を高めようとこういったクラシックの打ち込みを生活の中で行っているのですが、最近自作のオーケストラの楽曲を制作した時に、ただ打ち込みしてるだけでは作曲する時の発想の助けに直接的にはならないなと悟りました。
 なので打ち込むにしても、いざ白紙の状態から作曲する場合にどういう順序で具体的に建設していくかという点を想像しながら、クラシックの大作曲家の総譜(オーケストラのすべての楽器の譜面が一斉に書かれているもの)をみて、実際に作曲する時の感覚で、この作曲家ならどこから書き始めたか、何をしようとしてその役割の音を書いていったか、などの想像を膨らますことが重要なのではないかと考えました。
 
 総譜をみる上で重要なことの一つに、個人的には、大きく分けてどのような役割が存在しているか、というのを分析することがあると思います。
 クラシックの打ち込みをしていると、もちろん例外はありそれも素晴らしい音楽であることは間違いないですが、ほとんどの大作曲家は一つの楽器に一つの役割を与えることは稀であることが分かってきます。とか言いながら、ここに投稿した展覧会の絵の曲はいきなり最初からトランペットのソロがありますが、ソロで一人の楽器のみが役割を持つことはもちろんあります。しかしながら同じリズムの役割を複数の種類の異なる楽器で担当することが多いのです。
 例えば、メロディはオーボエとヴァイオリンのユニゾンといったように種族の異なる楽器を掛け合わせて音色を作り、一つのメロディという役割を担当させることもあったり、木管の数種類の楽器と第一・第二ヴァイオリンとヴィオラで壮大なメロディの流れをやったりもします。
 その裏で二つ目の役割として伴奏的な和音やリズミカルな音をホルンやトランペットやトロンボーンの金管や、それに木管を同じリズム、ユニゾンやオクターブ上か下などで重ねたりすることもあります。
 三つ目として例えば低音のコントラバスとチェロのオクターブが結構な確率であったりします。チェロとファゴットの組み合わせや、第三トロンボーンは大体が第一第二のテナートロンボーン達とは別に、低音部をチューバとコンビでやる場合があります。
 これらは今思いついた組み合わせですが、沢山の大作曲家の音楽を分析してみると、様々な組み合わせの仕方で、大きな役割の分配の仕方をしていることを確認できると思っています。
 どういう組み合わせで役割が振られているかを分析することは、オーケストラの作曲をする上でも、アイデアの助けになると考えています。
 

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