Where did "OK" come from?
12/21にTOEICを受験する予定です。
リスニング対策を楽しんで行う為に、最近はYouTubeを活用しています。面白そうな動画を見て、シャドーイングをしたり、単語の意味を調べてみたりしています。
次のTOEICで念願の900over達成を目指して頑張っています!
ところで、今日見た動画が面白かったので、皆さんにシェアしたいと思います。
私たちは普段、了解!や分かった!、問題ないですという意味で「OK」という言葉を使います。
では、なぜ「OK」というのでしょうか??
この動画ではその問題提起と"OK"が使われるようになった概略が紹介されています。
「OK」の起源は、1830年代に流行した意図的なスペルミスによる略語に遡ります。ボストンの若い知識人たちは、「知る人ぞ知る」暗号化されたメッセージを楽しみ、たとえば「KC(knuff ced)」「KY(know yuse)」「OW(oll wright)」といった形で、わざと誤ったスペルで略語を使っていました。
その中の1つの略語「OK(oll korrect)」が他よりも定着したようです。
それはなぜでしょうか。
1800年代初頭、「all correct(すべて問題なし)」というフレーズは、物事が整っていることを確認する一般的な表現でした。
その略語版が主流になり始めたのは、1839年3月23日にボストン・モーニング・ポスト紙に「OK」が初めて掲載されてからです。
この冗談が他の新聞にも広がり、やがて「OK」はボストンの一部の知識人だけでなく、国中で知られるようになりました。
さらに、1840年の選挙運動でこの言葉はさらに有名になりました。
オールド・キンダーフックの愛称で親しまれたマーティン・ヴァン・ビューレンの支持者たちは「OKクラブ」を全国に結成し、「Old Kinderhook(オールド・キンダーフック)は『oll korrect(問題なし)』だ」というメッセージを掲げました。
このキャンペーンは大々的に報道され、メディアでの論争も過激化しました。反対派はこの略語を逆手に取り、「Orful Konspiracy(恐ろしい陰謀)」や「Orful Katastrophe(恐ろしい大惨事)」の略だと揶揄したそうです。
このように、1840年の大統領選挙は「OK」をアメリカの口語に定着させたと言えます。
また同様の略語が流行から消えていく中、「OK」はある発明のおかげで、単なるスラングから本格的で機能的な使い方へと昇華しました。
みなさん、その発明が何かわかりますか?
正解は1844年に登場したtelegraphです。
telegraphは、短いメッセージを電気のパルスで送信し、アルファベットの文字を点と線の組み合わせで表現しました。
「OK」は2文字で簡単に打ち出せ、他の文字と混同されることがほとんどなかった為、アメリカの鉄道で送信を受信したことを確認する標準的な表現としてすぐに採用されました。
1865年の電信マニュアルには、"no message is ever regarded as transmitted until the office receiving it gives OK"と書かれていたそうです。「OK」が送られない=伝わっていないということです。
さらに、文字「K」の見た目や響きも「OK」の普及に貢献しました。
英語で「K」で始まる単語は非常に少なく、アルファベットの中で22番目です。20世紀初頭、企業はこの希少性を利用してCをKに置き換えることで消費者の目を引くように工夫しました。
例えば、「Klearflax Linen Rugs」や「Kook-Rite Stove」などが挙げられます。この視覚的な戦略は今でも続いており、Krispy-KremeやKool-Aidといった現代の企業ロゴにもKが採用されています。
そして、この動画は現在の「OK」の使い方について言及して締められています。
たしかに、「OK」は悪くない、とも訳すことができますね。物事を評価せずに受け入れている雰囲気もあります。
食事の時に、これ悪くないねと言うと好きでもないし嫌いでもないニュアンスになります。
とくに意識せず使っている言葉を、由来や用法と言う観点で深ぼると案外興味深いものですね。笑
英語を勉強しつつ、こうした教養も身につけて話の引き出しを増やしていきます!