欧米諸国は本当にイスラエル支持なのか?
イスラエルによるガザ攻撃が連日報じられている。
すでにアメリカをはじめ欧米諸国はイスラエル支持を表明した。
過去にも同国とパレスチナ勢力との間では幾度となく戦闘が行われてきたが、未だ決着を見ない。
ルトワック的観点に立てば、どちらかの完全勝利こそが終戦そして平和をもたらすということになる。
しかしイスラエル支持の諸国は、国連の「人道的休戦」案に反対・棄権しながらも、軍隊の派遣まではしない。
ハマスの「テロリスト」たちは核兵器など持っていないのだから、直接介入は可能なはずなのに――。
結局、積極的にイスラエルを支持している国など存在しないのだ。
ならば各国が腹を割って協議し、一斉にイスラエル不支持を表明したほうが得策ではないか?
ユダヤ人への贖罪意識や、ユダヤ系資本の影響力などあるかもしれないが、それらを一旦脇に置いて決断する勇気を各国首脳に期待したい。