『犬神家の一族』〜平成に読んで、令和に観た。
私は横溝正史『犬神家の一族』を平成に読み、令和になって映画(1976)を観た。
原作の記憶は朧げだが、ネットによると映画化に伴ってカットされた場面も結構あるようだ。そのせいか、金田一耕助の推理力は映画版だとイマイチ感じにくかった。
それでも、スケキヨの存在感と不思議な声音には凄みがあった。
あおい輝彦の名演・怪演が光っている。
湖上の倒立した死体のシーンは有名だが、その直後の第一発見者のリアクションも興味深い。『ハムレット』のオフィーリアを彷彿とさせる。
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