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まんまる
2022年5月13日 18:46
いわた書店さんの一万円選書のうちの三冊目。特段好きな作家さんというわけではないけれど、最近益田ミリさんの作品に触れることが多い。母親と同じ世代の方だから、価値観や考え方に自分と相違があるのはもちろんだけど(別に世代だけが要因ではないか)、文章からやさしい雰囲気が伝わってくるのは好きだ。本書は父親の死について書かれた一冊である。世代の話をしたけれど、この本は読むときどきの年齢によって
2022年5月11日 19:51
いわた書店さんの一万円選書のうちの一冊。表紙の子羊の瞳に惹かれ、二番目に手に取った。南米でテロに巻き込まれた8人が自らの人生の物語を順番に語っていく物語。それらはささいな物語だけれども、ささいだからこそ、その人の人柄や人生の重みを感じさせる。人は、案外簡単にいなくなってしまうのだとおもう。そして、一人という個はどこまでも「個」であるとともに、人間という「全」でもあるのだともおもう。