新卒切符とやらを捨てて、(一瞬)無職になったけど別にどうってことなかった
大学4年生の2月、卒業間際に僕は約1年間お世話になった内定先を辞退した。同期はみんな社会人か院生(か留年)となる中で、僕だけ進路決まってない。
でも別に焦ってもなかったし、むしろワクワクしたようなスッキリしたような気分だった。
多方面に多大なる心配と迷惑をかけながらのこの選択を僕は後悔していない。
ことの経緯
僕は人材ベンチャーの企業からビジネス職として内定をいただいていて、内定者インターンを約1年していました。大した成果は残せてないけど、がむしゃらに頑張ってた日々は鮮明に覚えています。当時は部活もしていたので、昼間に働き深夜に部活という意味が分からない生活でした。
勝手な決断にもかかわらず、去る僕を応援してくれたし、お世話になった人たちばかりで感謝しかないです。どこかでちゃんと恩返ししたいです。
何故エンジニアになろうと思ったか
一言で言うと、『創る側って強いな』と感じたからです。
というのも内定者インターンをしていた時に感じていた”負”をモノが解消してくれた経験が大きいです。テクノロジーの力を使えば、大勢に同時に同様に届けることができる。自分の返信スピードでタイムラグを生むことはないし、自分の疲労具合で質も変わらない。どんなに必死に頑張っても1つずつしかタスクは消化できないことが悔しかった分、感動というかモノに勝てないなと感じました。(勿論、モノがなし得ないことがたくさんあるのも理解しています。)
当時の内定先に、某大手さんのツールが導入されてマジかよって思ったことを今でも覚えています。ボタンをポチポチして数百人にぱっと届けられる。
その時に「こういうのがあったら良いな」って前から思っていたことに気付き、創る側へ行きたいなと感じました。
エンジニア就活
このまま内定先に就職してそこでエンジニアになれるのでは?と思いました。相談というか打診を試みたのですが、そこではエンジニアとしてのキャリアが難しそうだという結論になったので、内定辞退をしました。
卒業1ヶ月前というタイミングでの辞退だったので、そこそこ迷ったんですが、”今動かなきゃずっと後悔する”と思い決断しました。
それは中途未経験からエンジニアになるハードルの高さを何となく知ってたのもありますが、何より中途半端な選択をしたくなかったのが大きかったです。
僕は僕の目指したいコトがあって、それを実現する手段にも出会えて、だからエンジニアという生き方をするために、まずビジネス職にいるという選択をする必要はないなと思いました。一直線に、エンジニアを目指そうと。
と、勢いよく飛び出したは良いんですが、、、卒業1ヶ月前で未経験の僕を拾ってくれる会社とは中々出会えませんでした(そりゃそう)。色んな媒体をみて、申し込んでみたんですが、だいたい返信すら来なかったです。
じゃインターンして実務経験積んで23卒として採用してもらえるように頑張るか〜と呑気に考えていました。
てなことを、同じく22卒だけど先輩の人に相談してたら
「じゃうち来ればいいじゃ〜ん笑」
と声をかけてもらえました。
それがHajimariでした。
Hajimariでのエンジニアライフのハジマリ
色々あって東京でインターン生として採用されました。本当に何も経験がない状態からのスタートだったので、かなり絶望的でした。
何が分からないかも分からない。だから知識が体系化されず積み上がっていかない。「あいつは(悪い意味で)ヤバい」ってみんな思ってたらしいです。後から聞きました笑
正直、必死に走り続けてきたので、どうやって乗り越えたのかあんまり覚えてないんですよね。。。色んな先輩に聞いたり自分で勉強したりして何とかしたのは確かなはず・・・
どうやって乗り越えたかって考えると、全くできない、上手く行かない、そんな時でも頑張れる理由があったからだと思います。
頑張れる理由は自分のビジョンでした。
あのとき僕は暗闇を彷徨っていたような感覚でした。頑張っても前に進んでないような。事実、そんなに進んでなかったと思いますが、、、笑
でも、自分で決めたことだから絶対に自分に負けたくない。今できなくても出来るようになるまで頑張るんだ。って一丁前に腹はくくってました。
気合いと覚悟と努力で何とか歩き方を少しずつ覚えていき、フラフラしつつも前に進めるようになりました。そして有難いことに正社員としてジョインすることもできました。
支えてくださった方々には感謝しかありません。本当にありがとうございます。
さいごに
内定辞退をしたのが、去年のちょうどこの時期でした。
大変だったし大変だったし、大変でしたが、僕の人生の中で特に貴重な経験でした。
まだまだ僕のエンジニアライフは始まったばかりというか、やっと歩き方がわかってきた程度なので、もっともっと気合い入れて進んでいきます。
誰に向けて書いてる訳でもないのですが、
「一歩踏み出す覚悟がある限り、人はいつでも何度でも、新しい人生を始めることができる」
僕は本当にそうだと思っています。
僕は卒業前のあのときの決断があって、今エンジニアをしています。
Hajimariには仲間の覚悟と選択、そしてその結末を一緒に受け入れて前に進んでいける人が多いです。僕も仲間のそれらを受け止めて前に進んでいけるように頑張ります。