あなたは、春のさつまいもを知ってる!??
突然ですが、こんな色の芋は見た事ありますか?
赤っぽい、紫がかっている、ピンクっぽいイモ。
実はこれ、春に取れる小さめのサツマイモなんです🍠
と、記事に書いてしまうと、私は大嘘つきと罵られるでしょう。。。
すいません自己紹介が遅れてしまいました。
農家兼写真家且つ管理栄養士のあいけーです。
何をしている人なんだ!!!
って思った方は、こちらの記事を是非♪
では、本題に戻りますね。
これは、さつまいもではなく、アンデスレッドと言われる品種のジャガイモなんです!
あまり見た事ない!と、思った方も多いのではないでしょうか?
私自身農家をしていますが、今回初めて作ってみました。
普通のジャガイモと、どう違うの?
こちらは、もう一品種栽培しているキタアカリです。
このジャガイモと比較してみますね。
色味
こんなにも、色の違いがあるんです。
この赤は、アントシアニンという色素であり、視力・視覚機能の改善や眼精疲労の予防に効果があると言われています。
皮は赤紫色ですが中身の色は赤紫色ではなく、黄色みが強く、きれいな明るい色なのが印象的です。
すいません、中身の写真は撮り忘れてしまいました。
種芋の植え付けは、同じ時期に植え付けたので、栽培期間や肥料分は一緒です。
種芋からの収穫量はほぼ一緒でした。一個体の大きさもほぼほぼ一緒です。
じゃあ、色だけが違うの?
その質問には、”いいえ”と答えさせていただきたいです。
主に、味や食感の違いの特徴をお話ししていきます。
食味
結論から言うと
味は味が濃く、甘味と旨味のどちらもあり、めっちゃ旨い
と言う事です。
いやいや、わかりにくいよ!
旨いって何が旨いのさ!!!って思いますよね。
アンデスレッドは加熱するとほくっとした食感になり、クリーミーな濃い甘みのある印象です。この甘味に優しさがあるんです。
なのにも関わらず、しっかりジャガイモらしさもあって、正直、普通のジャガイモよりも、個人的には好きなイモです。
皮目は栄養があり、皮が薄いので、普通のジャガイモと違って皮を剥かずに調理して食べると良いでしょう。
ほくほくとした食感と、優しい甘味で包み込むアンデスレッドは、まさに春のサツマイモと言っても過言ではないと思います(個人の意見)
初めてみた!って方も多いかと思います。
あまりスーパーや店頭で並ぶことの少ない品種ですから。
けれど、私一個人としてこのジャガイモはめっちゃ好きです(笑)
栄養
●ビタミンC
ジャガイモのビタミンCは、でんぷんに守られているために、加熱などをしても壊れにくい構造になっているんです。
そのため、水に溶けやすく、熱、光に弱いビタミンCですが、ジャガイモであれば効率よく摂取できるんです!
●カリウム
カリウムは野菜に多く含まれていますが、ジャガイモのように主食でも多く食べられるものは少ないので、カリウムを摂るにはもってこいって感じです。
また、カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果的なので、そういった点でも摂取すると良い栄養素を含んでいます。
●アミノ酸スコア
ジャガイモのアミノ酸スコアは、76程度で、第一制限アミノ酸はロイシンになってます。
そのため、とうもろこしなどと一緒に食べるとアミノ酸スコアが是正され効率よく栄養を取れます。
例えば、ポテトサラダにコーンを入れてみたり、ジャガイモをマッチ棒程度に切ってコーンと一緒にソテーして付け合わせにしたりなどするといいかもしれませんね♪
今回は、珍しいアンデスレッドについて書いてみました。
コロナになってから、家庭菜園を始める方が急激に増加したため、農業への関心度も高くなっているなぁと実感します。
みなさまは、かていさいえんや、野菜を育てたことはありますか?ありましたら、是非コメントで教えてください!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪