忙しなく過ぎる日々。 どうやら明日、師走を迎えるらしい。 1日1日を鮮明に思い出すことは出来ないが、 ふと思い出してしまう1日が多くあった。 ここからの31日、どんな年の瀬を迎えるのか。 どうか今年も精一杯駆け抜けたと心から思える締めくくりとなるように。 億劫なことから目を逸らさず背中を向けず、 一つ一つの事柄と向き合い最後忘年できるように。 笑って2025を迎えられるように、と。
望み、故、失望。 失望、故、孤独。 孤独、故、失望。 失望、故、望む。
図太く、芯を育てる。 簡単には揺れ動かず、折れることも朽ちることもないように。 全ての大黒柱となれるよう、図太く。 図太く。
アルコールを片手に向かうマイホーム。 最上級の幸せは、いまは暗闇の中。 会場中を埋め尽くす拍手も浴びれる様子もなく。 そんな理想を埋葬する途方もない要求。
冷めきった青に、花は添えられない。 あの夜の震えを忘れられない初冬。 愛に形がないのであれば、せめて夢は見ていたい。 君が、僕が、壊れないようにと。
夜が怖い。 夜になるにつれ崩れゆくと、 分かっていながら眺めることしかできない。 朝を迎えるためにと思って口にするも、 苦虫を噛み潰したような朝を呼び起こしてしまう。 どんな変化を想定しても、希望は見えず。 いつまで繰り返せば良いのだろう。 いつまで下を向き続けるのだろう。
夢に見た町は青がかった透明な空気が流れ、それでいて温かかった。 僕の知る人は居なくても、みんなが僕を知っていて、迎え入れてくれた。 温もりで溢れ、自ずと笑みの溢れる空間だった。 言動も、思想も、理想もかけ離れてしまっている僕が悪い、分かっている。 でも、どうしても求めてしまって、勝手に失望し、落ちていく。 みんな何かしら抱え、息苦しい瞬間はあるのだろう。 そうと分かっていても息しやすく、生きやすい世界を求めてしまう僕は傲慢だろうか。 怠惰に走ろうとする僕は強欲な
不安定が安定しつつある今日。 不安定に美学を見い出していた頃の僕はまだ本当の不安定を知らなかったのだなと。 息苦しく、なにもかも嫌になり、かと思えば急に漲る活力。 自分でもついて行くのに必死で。 必ず死ぬような選択なんて出来やしないのに、 それでいて必死で。 必死で、ただただ必死で。 死に際を神様に決められるような人生なんて嫌だとは言わないけど、自分の意思は自分の認識下にあってほしい。 君の人生を僕が決めきれなくても、自分の人生は僕に決めさせてほしい。
やまない雨はないのと同じで、 冷めぬ熱はないのだと思う。 永遠に近づくとすれば、何度も熱するしかないのだと。 鉄は熱いうちに打てって、本当にその通りね。 この熱が醒めぬうちに。
殺しのメロディーに生かされる冬。 幸せな祝詞に殺される春。 どんな季節も、感情も、事象も一緒くたに。 まとめて煮込んで出来上がるもの。 混ざり合わないものを混ぜ込むことに恐怖を感じる秋。 君を知った夏。
現在地を確かめる。 浮き足立つも、浮かぬように。 タラレバ話はお役御免。確かなものに心踊りたい。 さあ夜よ、夢との狭間で攻防を繰り広げようではないか。
泣かないでよダーリン。 まだ夜は深さを増すばかりだから。 笑ってくれよハニー。 こんなも惨めで哀れな姿を。 2人心を寄せ合い温め合うことができる、 それが全てで答えではないか。 私がいるからって、言ってくれたのは君だろう? あの日全てを投げ去り、口説いたのは君だろう? それが全ての答えではだめなのか?
思い出したかのように熱を発するお天道様と、 はいはい今年もですねと呆れたように熱を受け止め放つアスファルトのナイスコンビネーションにやられる10月初頭の僕。 年末を徐々に感じ始める時期になってきたんだ。 そろそろ嫌なことは忘年忘年!のムーブに入っても良いよな。 まだ早いよの声に耳を塞ぎつつ、先程までのモヤ付きを茶割りで流し込む。 さあ、連休2日目を謳歌しようではないか。 きっといつも通り明日はやってきてしまうのだ、どうせならと。
過去から目を逸らし、 変わらないものに感情を抱いたって心が疲弊するだけと知っていながら、なぜ。 未来に夢を見る、 見ようとしたって見れないからこそ、見えた時に感じる幸福。 だからぼくは、 過去から目を逸らし、未来に夢を見る。
悔しい、情けない、醜い、辛い、ツラい、つらい、つらい、つらいつらい、つらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらい。 これが達者な演技であれば。 これが心に訴えかける歌ならば。 伝え方って、難しいね。
この時期の夜は、決まって少し感傷的になる。 ただただ、体温を求めた夜。 ただただ、震える心を温めた夜。 ただただ、心で繋がりたいと願った夜。 どの夜も今の僕を形成する要素のひとつで、大事で、愛しくて、切なくて。 でも、もうそんなノスタルジックをこの時期に感じる必要はないのだと。 願ったばかりの理想も、気づけば現実になりそうです。 隣で笑う君が、満たしてくれるから。 そんな君と来年も、5年後も、50年後も。決して離さないようにと。