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煮染めと慈姑含め煮
おせちは市販の4点セット(栗きんとん・黒豆・田作り・昆布巻き)に松前漬があれば後はお雑煮だけでもOKなのだが、料理のレパートリーを増やしたり手作りでいろいろつくったりもした一年の締めくくりに、煮染め(筑前煮)とくわいの含め煮をつくってみることにした。実家で食べていた関東風の濃口醤油の味ではなく、薄口醤油を使った味でつくりたいと思った(10年以上関西暮らしだったので白だしの味が好きだということに加え、年齢と共に濃い味付けの煮物が苦手になってきているからな……)。
野崎シェフの筑前煮、野菜やこんにゃくを下茹でし、鶏も先に湯通しして、みりんと薄口醤油で味付けている。油を使わないところもいい。ただし、昆布と鰹節で出汁を取り、干し椎茸の戻し汁も手元にあったので、出汁を使ったところが我流のアレンジ。圧力鍋で10分加圧した。
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慈姑は皮を剥いて下茹でし、出汁と薄口醤油と味醂で圧力鍋10分。南天で隠しているところに割れ目が出来ているが、煮崩れずにできた。
かわいい会津塗の二段重ねの弁当箱があるので、明日はここに盛り付けてみる。