Google Partner バッジの取得条件が大きく変更!
Google広告を扱っている広告代理店の方なら「何を今さら、、」というような話題かもしれませんが。。Google Partnerバッジの取得条件が大幅に変更されており、今までは条件を満たしていた代理店も資格を失ってしまう可能性があります!取得条件をまとめましたので、もし放置していた代理店担当者さんはぜひ進行しましょう!
1.取得条件ってどう変わったの?
上記のヘルプを見れば一目瞭然ではありますが、、少し補足も入れつつ解説が出来れば。
これらが評価される、というのはこれまでと変わりありませんが、その詳細内容が変わります。
●代理店としての実績
現時点での評価基準としては下記。
これが2020年現在の代理店としての実績の評価基準となっていますが、2021年になると以下のように変更になります。
この定義はヘルプにも記載がありますが、要約すると「最適化スコアを70%以上に保つ」ことが条件となります。(最適化スコアとは?という方が多いようならその解説記事もいずれ書こうかな)
普段から最適化スコアを活用してアカウントの改善をしていれば、そこまで気にしなくても達成しているかもしれませんが、新型肺炎前に実施された「新春アカウントマネージャーの集い」では、各社の代理店さんが述べ数値で数百パーセントくらい数値改善していたりしていたので、案外達成していない代理店さんも多いかも。
●利用金額
ここはシンプルに代理店としてどれだけ力があるかが評価指標になりますね。
基準としては従来の2倍を売り上げないと達成出来ないので、これまでギリギリで達成してた代理店だと結構厳しい数値かもしれませんね。。20,000米ドルとなると、2020年5月7日時点のレート(=106.48円)だと、210万円~220万円くらいなので、本気で案件取りにいけば1~2社それなりの案件があればクリアできるかも?
●資格取得状況
一番影響度として大きいのはもしかしたらこの項目かもしれません。旧条件であれば変な話、代理店所属ユーザーのうち誰か1人でも資格を取得してMCCと連携していればクリアだったのですが、これからはそうはいきません。
上記が定義になります。まぁ簡単に言えば、今までのままだと確実にPartnerバッジは失効する、ということです笑 もう少し細かく解説すると、、
この2点を満たす必要があります。
まず大前提としてGoogle Adwords認定資格として存在していた6資格は旧来の内容になっているので意味のないものとなり、新しく展開されている新しい認定資格を受講し、合格する必要があります。
また、特定の個人が合格出来てもそれは代理店としてのパワーを示すものではないという判断からか、代理店所属ユーザーの50%以上が資格を最低でも新しい認定資格を1つ以上取得している必要があります。
ここで厄介なのが、代理店所属ユーザーの判別方法。基本的にはMCCに登録しているメールアドレスのドメインが代理店として判別されるのですが、フリーメールアドレス(gmail.comやyahoo.co.jpなど)は代理店ユーザーとして無条件にカウントされてしまうようです。。
そのため、例えばクライアントへの権限付与の為に、gmailアドレスを取得してMCCに紐づく子アカウントに標準以上の権限を付与している場合、そのアドレスは代理店ユーザーとしてカウントされてしまうので、実態としては代理店に所属しているメンバー数より取得が必要なユーザー数が増えてしまうということですね。
このことからGoogleは権限付与のアドレスの整理や自社ドメインを利用した権限登録を推奨しているようです。(※「新しい Google Partner バッジ認定要件に関する質問(2021 年に導入)」のタブを開くと、補足が掲載されています)
2.何か対策できる方法はないの?
最適化スコアを向上させることと、利用金額を上げていくことは「やるしかない」という感じかなと思います。ただ、資格取得に関しては前述の通り権限付与のアドレスを精査することで、多少の緩和が出来ます。
まず大前提として、上記のGoogleのベストプラクティスに沿ってアクセスできるユーザー数を管理することは必須ですが、そのうえで「管理権限」「標準権限」を付与しているユーザー数を減らせば、代理店として認識されているユーザーも減らすことが出来ますので、非アクティブなアカウントは標準未満の権限を付与するか、権限自体を削除してしまいましょう!
今回はちょっと長文でまとまりのない記事になってしまいましたが、、どなたかの参考になれば幸いです!
個人的なブログも運営しているので、
是非こちらもご覧いただければ嬉しいです!
ありがとうございました!