”勘”と”カウンティング”でどこまで予測できるか?!見える数字からほしい色をGETできたときの爽快感(*´▽`*)♪
クウィックス(ダイス)との違い
クウィックスをしたことのある方のために、最初に違いだけをまとめました。クウィックスを知らない方は飛ばしてくださったほうがわかりやすいです。
~準備~
・手札は4枚で始める
・残りのカードを共通色の面を上にして山札にし、そこから場に4枚共通色の面のまま出す
~毎ターン~
・手番の人は手札が5枚になるように「場」から選択してカードを必要数手札に取る。
・空いた分だけ山札から場にカードを補充して、山札の一番上に表れた数字が白サイコロの数字と同じ意味を持つ。
・手番の人だけの特定色チェックは、手札の特定色面を捨ててチェック。
・同色であれば3枚まで捨てられて、そのうち必要な数字だけにチェック可能。
~ロック~
・サイコロでは誰かがロックすると全員ロックがかかりましたが、カード版ではロックは個人的なもので、他プレイヤーには関係ありません。
・誰かが2ラインロックしたら終了。
クウィックスというゲーム
クウィックスを知らない方に…
世界的な「ドイツボードゲーム大賞」にてノミネート(世界中で年間に何千と出るゲームの中の数個にあたる)されたダイスゲーム。
ダイスゲームでは、全員の共通サイコロを6つ振りその出た数字を自分のシートに各々チェック。シートには4色の数字の列があり、チェックの数が増えるほどにそのラインのポイントが大幅に上がっていきます。
一度チェックしてしまえばチェックできなくなる数字も出てくる。
誰かがそのラインを達成してしまえば、その後そのラインにチェックできなくなる。
そんな制限の中、確立やバランスを考えてどこからチェックしていくのか?するのかしないのか?毎回の判断が勝敗を決める。そんなゲームです♪
クウィックス カードゲームというゲーム
上記ダイスゲームの派生ゲームだけれども、サイコロがカードになるだけではなく違うデザイナーも加わり、システムは似通っていてもかなりプレイ感が変化しました。
ふたつのゲームのかんたんな紹介はバネストさんでもされていますが、それ以外のゲーマーの方々も、みなさんやはりカードゲームのほうが考えどころが増えて悩ましい。という意見が多いようです。
うちの家族的には、「カードの巡り運がいやっ!」という意見も聞かれました…。カードは枚数が決まっているため、サイコロの方が自分で運を引き寄せている、サイコロでいい目を出すのは自分!という勝負師的なところがあるようです(笑)
どんなゲーム?
☆8歳以上推奨
チェックひとつにつき〇点。とかであれば「記憶」と「勘」しかつかわないだろうけれど、同じライン(色)のチェック1つ1点、2つだと3点、4つだと10点……7個だと28点…12個だと78点というように、チェックが増えていくとチェックひとつの価値は上がっていく。
そこを考慮して、すべてのラインを平均的にポイントを伸ばしていくのか?一つのラインを特出させるのか?というようなバランスを取ることがこのゲームのメインの考えどころ。
それにはやはり8歳は超えたいところ。
☆2人~5人まで遊べる
他プレイヤーが関わってくるのは、「終了条件」のみなため、2~5の中ではベストプレイ人数は特になさそうです。
☆15分で遊べる
カード運も否めないので、何勝負かして点数制にした方が、勝負としては楽しそうですが(だいたいもう一回!といいたくなるし…)、15分というのはあくまでも1勝負のプレイ時間です。ただ、準備も特に必要ないし、さっと気軽にできるカードゲームの良さはしっかりあります。
何ができれば遊べる?
数の並びがわかればプレイすることはできると思います。
でも、ゲームとして勝負に参加するには、
①数量的な感覚
※年齢推奨のところに書いたようなこと
②カウンティング
各色各数字は1枚ずつしかないので、どれが出ていたのかなんとなくでもいいので記憶しておく
③次の場面の予測
がそれぞれ可能なほうが勝負として成り立つでしょう。
子どもと大人の能力差は?
そもそも、おそらく8歳未満の子どもには勝負の理解が難しいと思うので、勝負の理解ができていれば差はさほどつかないと思います。
BGG(世界一のボードゲームサイト)でも重量(戦略性や難易度を表す)はWeight: 1.15 / 5と、子どもゲーム並みです。
論理的思考力が育まれていく9歳未満の子どもと遊ぶにはダイスの方がお勧め。
子どもへのおすすめポイント
ルールはやることも覚えることもシステムもとても分かりやすいので、初めてのお友達とも子ども同士でも理解しやすく遊びやすいと思います。ただ、そういう意味で言うと、子どもはクウィックス(ダイス)のほうがさらに遊びやすいと思います。
親へのおすすめポイント
頭をさほど使わないし、1ゲームの短い、準備いらない、場所もとらない、人数も2~5人の何人でもいい、というタイミングをあまり選ばないゲームというところでしょうか。使い勝手がいいと思います。
詳細ルール
~準備~
※カードには4色(赤・黄・緑・青)面と、共通面があります。共通面には、各色はわからないように、数字だけが書かれています。
・全員に4枚ずつ手札を配ります。4色の色が分かれている面は他プレイヤーに見えないようにしてください。
・残りのカードを共通色の面を上にして山札にし、そこから”場”(山札の隣)に4枚、共通色の面のまま出す。
~プレイ~
・時計回りに手番の人が移っていきます。
①手番の人は、まず最初に、手札が5枚になるように「場」から選択してカードを必要数手札に取ります。
②手番の人が必要数受け取ったら、場に空いたスペース分だけ山札からカードを補充します。
③山札から場に4枚まで補充した後に、山札に表れた数字を、全プレイヤーが各々好きなラインにチェックします。この時、チェックする色は問いません。
④手番の人だけ、追加チェックをします。手番の人は自分の手札にあるカードからチェックしたいもの(または不要なもの)を選んで、4色面を表にして捨てます。
※このとき、同じ色のカードであれば3枚まで捨てられます。
⑤捨てたカードの中から好きな数字を最大3つチェックします。
⑥次の人に移ります。
~ペナルティチェック~
手番の人が、山札に表れた共通面の数字も、手札からの4色面の数字も、どちらもチェックができなかった(しなかった)場合、ペナルティ欄にチェックをつけていきます。
このチェックはひとつ⊖5点で、もし誰かがここに4つチェック(⊖20点)がつくとゲームが終了します。
~ロック~
・各ライン、最後の数字(2か12)にチェックするには、それより前までの数字に合計5以上のチェックが必要です。
・各ライン最後の数字の一つ前までに5つ以上の✔があるときに最後の数字をチェックすることができたら、そのラインは完成し「ロックした」となります。ロックしたら一番右端の鍵マークもチェックしましょう。(ロックしたボーナスみたいなもので、この鍵のチェックもチェック数として数えます)
・サイコロでは誰かがロックすると全員ロックがかかりましたが、カード版ではロックは個人的なもので、他プレイヤーには関係ありません。
・誰かが2ラインロックしたら終了。
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