[FACTFULNES]で事実を前提に物事を考える
結論としては、
事実として世界は常に良くなっている。
でも人は様々な本能から現状を悲観しがち。
だから統計をもとに物事を考えよう。
ってことだと思います。
FACTFULNESは、ビル・ゲイツが内容に感動し、アメリカの大学卒業者の希望者に配ったといいます。
それを聞いて読みましたが、まさに名著でしかなく、非常におすすめです。
著者のハンス・ロスリングさんは医師であり統計学者です。
本を読むことで読んだ人の体験が増えるわけではないので、それ自体がその人のバックボーンになることってほとんどないと思うんですが、
他者の考え方に触れることで自分の考え方、モノの見方を変えたり増やしたりすることが出来ます。
FACTFULNESは世界の社会問題の様々なデータと、ハンスさん自身の実体験を踏まえて人の様々な本能を教えてくれます。
イメージではなくデータを前提に世界を見ることで、世界は色々なことが良くなり、前に進んでいることが分かります。(環境問題はまだまだだけど)
この本を読むと、統計を前提に物事を見ることの大事さが分かり、前向きに将来を考えられるようになります。
そしてなぜ多くの人は世界が良くなっていると思わないのか、その本能をもとに解説してくれます。
僕は世界の未来は明るいともともと思っていて、それはテクノロジーが発達するから。
例えば日本は高齢化が進んで、生産年齢人口が減っていく人口分布予想図は出ていますよね。その予測データって、過去のデータを見ても大体はずれてないので今後も大きくはブレない。
でも、世界は今まで良くなってきている事実を前提で考えると、これからも良くなっていく可能性は高い。医療は進んでいること教育環境が良くなっているのはデータ上の事実。
そう考えると、高齢者の生産性はあまりないかもしれませんが、現役世代の生産性は今より上がる。医療現場や介護の現場、食料の生産やインフラだって、テクノロジーの進化で労力やコストは下がるはず。(それでも移民を受けいれざるを得ない状況は間違いないと思っていますが)
今だってコロナを機にオンライン化が進みそうになっているし、これは(そこだけを見ると)全体で長期視点で見るといい流れです。
人の様々な本能と現状の世界の実態を知っておくと、前向きに未来を考えられるので、生きるのが楽になります。
そんなことをFACTFULNESは教えてくれた気がします。
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