ChatGPTは逆転裁判のシナリオを把握しているのか?
逆転裁判123をクリアして
レビューを書こうと思ったのですが、
ChatGPTを何とか使えないかな
と思いついた単発企画です。
逆転裁判をプレイしたことがある方なら
何度も「異議あり!」と
言いたくなる感じの結果です。
合っているところと
的外れなところがごちゃまぜに
なっていてなかなか面白いです。
ぜひ最後まで読んでください。
プロンプト
あなたは優秀なゲームライターです。
逆転裁判1のシナリオを1章から4章まで
段階的に分けて要約してください。
↑の文章をChatGPTに投げかけてみます。
プロンプトの補足
役割を与えるとよいと聞いたので
ゲームライターという役割を与えています。
段階的に考えてという言葉を使うと良い
とも聞いたのでそれっぽく見ました。
全体の要約を聞くとふわっとした答えが
帰ってくるので1章から4章と指定しています。
ChatGPT-3.5の回答
逆転裁判1は、原作の濃密なストーリーとキャラクターたちの魅力で知られる人気のある法廷ドラマゲームです。以下に、各章の要約を提供します。
第1章 - 「逆転裁判」
主人公である成歩堂龍一は新米弁護士として初めての裁判に臨む。被告人は彼の親友であり、無実を訴える仲間でもある矢張政志。彼は成歩堂に頼み込み、冷徹な検事・御剣怜侍に立ち向かう。成歩堂は証拠の矛盾を暴き、真実を明らかにして友を救う。
第2章 - 「海外留学編」
成歩堂は留学中、友人のラリー・ブッツに協力を求められ、彼の写真スタジオを訪れる。しかし、その現場で彼らは殺人事件に遭遇し、成歩堂は再び法廷に立つことになる。被告はラリーであり、彼の幼馴染であるウェンディ・オールバック。成歩堂は国際的なトリックと複雑な関係を解明し、真犯人を暴く。
第3章 - 「大江戸の逆転裁判」
成歩堂は日本に戻り、江戸時代の村で新たな事件に巻き込まれる。死者の墓に現れた謎の幽霊が被告となり、成歩堂はその幻影の謎を解明する。時代を超えた推理と法廷バトルにより、成歩堂は事件の真相を明らかにする。
第4章 - 「最後の逆転」
御剣怜侍が殺人容疑で逮捕され、成歩堂はかつてのライバルを守るために再び法廷に立つ。真相は深い陰謀に包まれ、成歩堂は裁判の舞台裏で激しい闘いを繰り広げる。御剣の無実を証明し、事件の裏に潜む陰謀を暴くことが成歩堂に課せられる難題となる。
ファクトチェック
うーん。なかなかやばいですね(笑)
一つずつ見ていきます。
第1章 - ×「逆転裁判」←〇「はじめての逆転」
主人公である成歩堂龍一は新米弁護士として初めての裁判に臨む。被告人は彼の親友であり、無実を訴える仲間でもある矢張政志。
ここまではOK。
冷徹な検事・御剣怜侍に立ち向かう。←1章は亜内検事のため×
第2章 - ×「海外留学編」←〇「逆転姉妹」
(いきなり海外編は草)
ラリー・ブッツ ←これは矢張の海外版の名前のよう。
ただし2章の被告は矢張ではないため×。
ウェンディ・オールバック ←オバチャンの海外版の名前。
しかしオバチャンが登場するのは3章なので×。
第3章 - ×「大江戸の逆転裁判」←「逆転のトノサマン」
惜しい。
成歩堂は日本に戻り、江戸時代の村で新たな事件に巻き込まれる。
ここまではそれっぽいが、
死者の墓に現れた謎の幽霊が被告となり、成歩堂はその幻影の謎を解明する。
456をやっていないのでこんなシナリオがあるのか不明。
大逆転は既プレイだがこんなのはなかったはず。
(もし知っていたらコメントで教えてください。)
第4章 - ×「最後の逆転」←〇「逆転、そしてサヨナラ」
ニュアンスはあっているが。
御剣怜侍が殺人容疑で逮捕され、成歩堂はかつてのライバルを守るために再び法廷に立つ。真相は深い陰謀に包まれ、成歩堂は裁判の舞台裏で激しい闘いを繰り広げる。御剣の無実を証明し、事件の裏に潜む陰謀を暴くことが成歩堂に課せられる難題となる。
内容はなんとオールOK!
4章に関する記事だけ多くて
学習できているのでしょうか?
GPT4ならいけるのでは?
3.5ではなく最新のGPT4なら
正しく書けるのではないか?
という疑念が残るのでケチらず
課金して試してみます。
プロンプトは最初と同じです。
ChatGPT-4の回答
『逆転裁判1』は、法廷バトルを主軸にしたアドベンチャーゲームです。その物語は4つの章(エピソード)に分けられており、それぞれの章で異なる事件が描かれています。以下に各章の要約を示します。
第1章:「逆転の序章」
主人公の成歩堂龍一は、新米弁護士として初めての裁判に挑みます。
事件:彼の親友、綾里真宵の姉、綾里千尋が殺害された事件。
真実:綾里千尋の弟子である霧島佳乃が真犯人であり、被告の綾里真宵は無実でした。
重要点:成歩堂は初めての裁判で無実の被告を救い出し、自身の能力を証明します。
第2章:「逆転の姉妹」
事件:TVの人気ヒロイン、伊集院れいが殺害された事件。
被告:綾里真宵(再び)。
真実:伊集院れいのマネージャー、○○○○が真犯人でした。
重要点:この章では、綾里真宵の霊媒能力が重要な役割を果たします。また、検察側のライバル、御剣怜侍が登場します。
第3章:「逆転の狼煙」
事件:成歩堂の先輩弁護士、矢張政志が殺害された事件。
被告:矢張の後輩、糸鋸圭介。
真実:実は矢張は生きており、事件は偽装でした。真犯人は糸鋸圭介の上司、御剣信。
重要点:この章では、成歩堂の信念と矢張の過去が重要な要素となります。
第4章:「逆転、そしてサヨナラ」
事件:成歩堂の先生である荷官倉庫が殺害された事件。
被告:成歩堂の幼なじみ、綾里昴。
真実:荷官倉庫を殺害したのは、彼の愛弟子である御剣怜侍でした。
重要点:この章では、成歩堂と御剣の関係が深まり、成歩堂の過去にも光が当てられます。
各章は独立した事件を扱いながらも、成歩堂龍一の成長とキャラクター間の関係性の発展を描いています。物語は、成歩堂が事件の謎を解き明かし、真実を明らかにするために奮闘する様子を中心に展開されます。特に、成歩堂と検察官の御剣怜侍との対決は、物語の鍵を握る要素となっており、プレイヤーは法廷での激しい心理戦を楽しむことができます。
『逆転裁判1』は、その独特のキャラクター、複雑な事件の展開、そしてプレイヤーが直接事件の真相に迫るゲームプレイにより、多くのファンを魅了しています。各章が進むにつれて、成歩堂の成長や、彼を取り巻く人物たちとの関係の変化も見どころの一つです。
ファクトチェック
あれ・・・?
ところどころ劣化してるな・・・
というのもChatGPTは聞くごとに
回答も変化するので仕方ないですね。
細かく見ていきましょう。
第1章:×「逆転の序章」←〇「はじめての逆転」
これはサウンドトラックの曲名ですかね?
事件:彼の親友、綾里真宵の姉、綾里千尋が殺害された事件。
これは2章なので不正解。
真実:綾里千尋の弟子である霧島佳乃が真犯人であり、被告の綾里真宵は無実でした。
唐突な「AIR」の登場人物(笑)
第2章:△「逆転の姉妹」←〇「逆転姉妹」
ほぼ正解です。お見事。
事件:TVの人気ヒロイン、伊集院れいが殺害された事件。
被告:綾里真宵(再び)。←これはあってる
真実:伊集院れいのマネージャー、○○○○が真犯人でした。
だいぶごちゃついてきました(笑)
伊集院れいはときメモの登場人物です。
○○○○は実在の人物だったのでここでは伏せます。
ChatGPT君、それはまずいですよ!
第3章:×「逆転の狼煙」←「逆転のトノサマン」
調べたのですが元ネタ不明。
事件:成歩堂の先輩弁護士、矢張政志が殺害された事件。
被告:矢張の後輩、糸鋸圭介。
真実:実は矢張は生きており、事件は偽装でした。真犯人は糸鋸圭介の上司、御剣信。
重要点:この章では、成歩堂の信念と矢張の過去が重要な要素となります。
矢張が死にました。被告はイトノコ刑事です。
でもやっぱり矢張は生きてました。
はいめちゃくちゃです。(笑)
第4章:〇「逆転、そしてサヨナラ」
ここにきてなんと完全一致。
お見事。
やはり4章は学習データが多いのか・・・?
事件:成歩堂の先生である荷官倉庫が殺害された事件。
被告:成歩堂の幼なじみ、綾里昴。
真実:荷官倉庫を殺害したのは、彼の愛弟子である御剣怜侍でした。
そんなことなかった。
荷官倉庫ってなんやねん。
重要点:この章では、成歩堂と御剣の関係が深まり、成歩堂の過去にも光が当てられます。←これはあってる。
感想
精度は案の定良いとは言えないですが、
海外版の登場人物の名前を持ってきた点
などはなかなか面白かったです。
またファクトの観点では今回は
ChatGPT-3.5と4で大差ないという結果になりました。
(そもそも最近書かれた逆裁記事が少なければ
学習範囲も変わってないかも)
ちなみに
逆裁2や3でも試してみましたが
真実と嘘が入り混じる似たような感じに。
ちなみにちなみに
春ゆきてレトロチカについても
訊いてみましたが、こちらは
私はこのゲームの具体的な内容については知識を持っていませんので、一般的なゲームのシナリオの構成に基づいた想像で要約します。
と言われました。
最近のゲームだとダメそうです。
いずれにせよ
ゲームのシナリオの要約などを
AIに書かせる場合は現状
攻略サイトなどの出来上がった文章を
要約させるのが良さそうですね。
私はそんなにシナリオに細かく触れる
レビューを書くつもりはありませんが・・・。
以上、おわり