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2021年のおせちはどう変わった?コロナが食品業界にもたらした影響を解説

コロナによって多大な影響がもたらされた2020年、今年もコロナによる打撃は続いており、余談を許さない状況です。

そんな中迎えた、繁忙期、年始の「おせち」にはどんな影響が現れたのでしょうか?

「食品表示のミカタ」「ミカタ倶楽部」事務局では、そんな世の中のおせち事情をまとめてみました!


おせちの購入比率

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画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000035663.html

上記の画像はとあるPR記事からの抜粋ですが、上記の通り、普段おせちを食べていて今年おせちを食べないと回答した人は、全体の16%程度と予測でき、その理由はほぼ半数が「費用が高いから」と回答しています。

16%と言えば、約6人に1人の割合でおせちを食べる人が減っているということになります。考えてみると結構な割合ですね。。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000035663.html


大手のWeb販路強化

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コロナの影響による購買動向の中、アマゾンやイオンなどの大手企業は、Webへの販路を強化していた模様。

イオンでは特定のカードで購入した際に付与されるポイントが5倍になったりAmazonは1万円台のおせちを大量に取り揃えていたりなど、高価格でも購入するユーザーを取り込みつつもお得感を訴求するという、ユーザーを絞った集客施策がみて取れますね。

参考:https://www.ryutsuu.biz/with-covid19/m090213.html


進む個食化とおせちの注文形態

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そして、なんといっても「個食化」が今年の正月のテーマでしょうか。

朝日新聞の調査によれば、今年の年末年始には、「帰省や旅行を予定していない」と回答した人が約90%もいたとのことです。

それにより、ローソンでは「鬼滅の刃」のおせちなどをはじめとした1~2人前の一段おせちを増やしたり、そごう・西武では「おひとり重」という一折に1人前ずつ詰めた商品を取り揃えたりと、個食化を見越した商品開発が行われることとなりました。

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そごう・西武「おひとり重」
画像引用:https://ikebukuro.keizai.biz/photoflash/1918/

また、一品ずつ小分けにされた「カップのおせち」という商品も販売されるなど、今までの”豪華で分け合う料理”という常識を覆す商品がどんどん出てくるようになりました。

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そごう・西武「カップのおせち」
画像引用:https://www.ryutsuu.biz/with-covid19/m090213.html

環境の変化によって、斬新な概念やコンセプトが生まれ、定着化する。それを繰り返すのが世の常ですが、果たしてコロナがあけたあとのおせちはどのようになっているのでしょうか。

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