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秦野の水を楽しめる日常

秦野市で初めてご飯を食べたときに感じたのが、レストランで出されるお冷(水)の美味しさでした。浄水器を通しただけの水道水がこんなに美味しいのかと。神奈川県は水資源が豊富で、都市部でも水道水は美味しいと思いますが、秦野の水は別格でした。

田原ふるさと公園を流れる小川

調べてみると、秦野の水道は主に地下水、一部秦野独自の川の上流からの取水、および酒匂川からの受水とのこと(秦野市水道局による説明 )

水はすべての料理の基本なので、水が美味しいと食事も旨い。市内の飲食店はこの水だけでも大きな恩恵を受けていると思います。
こういった日常の味は慣れてしまうとありがたみがわからなくなるのですが、二拠点生活をしているといつも違いを意識させられます。

そして、お茶やコーヒーも、ソーダストリームなどで炭酸水を作ってハイボールなどにしても。家でペットボトルを買うことが大幅に減りました。

市内には複数の湧水があります。これがまた楽しいことに、丹沢側と渋沢丘陵側で硬度が若干違うようです(共立理化学研究所の記事湧水ごとの硬度の比較表)。
丹沢側の水は軟水で、こちらの水でコーヒーを入れるとおいしいとの評判です(私はまだ十分に試せていないのですが)。

我が家では中軟水の渋沢丘陵側の湧き水を常用していますが、この水で紅茶を淹れるととても美味しい。お茶を飲む頻度が大幅に増えました。FTGFOP darjeeling のような 繊細なお茶を淹れると、都内で飲むのとは全く印象が変わります。こだわりの喫茶店を開くには絶好の土地なのかも。

出雲大社相模分祠の中の湧水(龍蛇神泉水、ゆずりの水)

あと分かりやすいのは、冬の鍋料理、特に湯豆腐。
近所の豆腐屋は、店が使っている水を湧水として汲めるので、それを使って湯豆腐という贅沢が可能。昔、美味しんぼという漫画がありましたが、その真似をして、煮る時間加減を注意すると実に美味しい(単行本91巻の海原雄山の湯豆腐)。

もちろん、うどんや蕎麦も。こちらはまた別途ご紹介します。

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