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撮影準備メモ

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撮影するにあたり思いついたことをメモしておく。
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#エッセー

夢はありますか?やりたいことしてますか? そんなことを考えさせられた。 職場で若い職人が退職して、やりたかった職につくことが決まったらしい。 全くそういうことは、出さないで仕事を淡々とこなすタイプだと思ってた。 で、考える。 自分ならできるかなと。今の仕事は、他人のためにすることが自分のためになるという理由で就いた。 分野が違う仕事でいろんな経験ができたし、これまでのやり方を変えてきた自負はある。 しかし、一番好きなことかと言われると違う気がする。 毎月の安定

きっとね、撮りたいものは

ただ好きではじめた写真。 いろんな人と出会って、写真を見て。 どういう写真を撮るべきか。 まぁ、難しくしてしまったけど 1 美しいと思った瞬間を撮りたい シンプルにシャッターを押したのは撮りたいから。美しかったり、いい雰囲気だったり。 2 日常っぽいシーンの中で 特別な場所を探したり、いい時間帯を見つけて作品にするのはすごい。 それを日常のシーンでやりたいな。 3 意図/意図しないこと どちらであっても、自分が想像した以上のものが降りてくる瞬間が好きだ。 これ

映画「望み」は倫理を語る〜ネタバレ注意

ポトレもできないGWってことで、映画を観ることにする。 「望み」建築士であり、父である主人公は、仕事も家族も、いわゆる幸せな生活に見える。 モデルルームにも使えるくらいのおしゃれな自宅と中流以上の生活を送れるくらいに。息子と娘の塾、部活動も応援してあげられるくらいに。 そして、息子が事件に巻き込まれる。息子を含む4人の少年たちが消息を立った。物語の進展の中、二つの可能性が示される。しかし、家族には、過酷なものであった。 1 息子は生存 →  ただし、立場は加害者。

写真以前

こんばんは。 自分が写真を撮るときに意図せざるとも出てしまうものってなんだろうな。 それは、おそらく傍観者的な視点なんだろうと思う。 写真をはじめるまで、余計なことはしない主義だったから、傍観者的な視点が強くなってきたのかもしれない。同じ帰り道でも同じには感じないマインド。一歩歩くごとに変わる光、世界。だから、場所を選ばないスナップ的なポートレイト向きなんだと思う。 今だから言えるけど、高校の頃は桎梏だった。 授業が終われば、すぐ帰宅するけど、途中音が聞こえなくなる

写真の価値

写真の価値とは…Twitter、Instagramのいいね、なのか。 それとも展示やコンテストで認められるということか。 以前これを考えさせられたエピソードがある(※記憶によるので正確でない記述があるかもしれない。大体こんな話ととらえてください)。 とあるモデルさんが公募で、「15,000円をお支払いし、撮影を依頼します」とSNSで綴っていたのだ。 なかなか撮影できる機会があるモデルさんではない。 ダメもとでエントリーしてみたら、問い合わせがきた。 「率直にお聞きし

作品って

「作品撮り」って、普段撮るのとなにが違うのか。 この前、ワークショップに参加し、その後にさらに小林幹幸さんに教えてもらって、やっとわかったけど、全く意識していなかったな…。 小林さんにはわかりやすく教えてもらい感謝でした。 あとで、考えると須田卓馬さん、おかりなさん、いのうえのぞみさんみんながお話されていたことがこれだったんだと腑に落ちる感じがした。 作品とは 1 モデルの人格、職業がわかる表現である  どう写真を見る人に伝えようとするかで、アプローチはかわってくる