【TRP2024】今年の東京レインボープライドの思い出を振り返る
今年も夫と一緒に参戦してまいりました、東京レインボープライド!(以下TRPと表記します)
もう7月ですが書ける場がなく、今さらですみません…。
TRP2024は今年で30周年。
延べ来場者数は、なんと過去最高の27万人だったそうです!
2024年4月19日(金)~21日(日)に開催されました。
とはいっても初日の19日はあいにくの強風により危険だと判断され、やむなく中止という運びに。
それにもめげずに、20日と21日の2日間はしっかりと行ってきましたよ。
TRPってどんなイベント?
以下、公式サイトから引用させていただきました。
セクシュアリティはもちろん障がいの有無、ジェンダーや国籍の違いなどによって偏見や差別を受けない世の中にしていこうという、前向きなイベントです。
ちなみに今年のキャッチフレーズは「変わるまで、あきらめない」。
TRP2日目は晴れていて様々なブースが
2日目はお天気にも恵まれ有名アーティストたちのステージパフォーマンスもあるということで、にぎやかなスタートでした。
TRPはアジア最大のプライドフェスティバルだということで、外国人観光客の人たちも多かったです。インターナショナル!
アライ企業や団体のブースが様々な試みを
TRPのスポンサーには「Panasonic」や「チェリオ」、協賛企業としては「Amazon」「LVMHジャパン」「資生堂」「コカ・コーラ」「Netflix」等、誰もが知る大企業もずらりと名を連ねます。
いずれもLGBTQアライを表明している企業や団体で、年々その数は増えてゆき、今年は過去最高の314社&団体にのぼったそう!心強い限りですね。
各社ブースが並び、同性カップルでも入居できる物件を仲介する不動産会社、「政治家に手紙を書こう」と呼びかけていた同性婚合法化に向けて活動する団体、HIVに関する情報をアップデートしていこうと訴える製薬会社などなど…。
とにかく、いっぱいのアライブースがありました。
会場を散策しているとレインボーグッズがもらえる
会場内を歩いているだけで、企業や団体のブース出店者さんからレインボーデザインを施したコスメやドリンクなど、たくさんのグッズをもらえます。
4月末とはいえ今年はもう暑かったので、レインボーカラーのうちわがありがたかったです。
中でも一番お気に入りなのは、上の写真にある「プライベートケアクリニック東京」さんからいただいた、GOGOボーイズがパッケージになったコンドームとローションのセット!
いいですねー、マッチョやガチムチのGOGOボーイズ♡お宝です♡♡
ユニークな企画をしているブースもあり
プライベートケアクリニック東京さんのブース。
GOGOボーイズやドラァグクイーンに声をかければ、一緒に記念撮影をしてもらえるということで行列ができていました。
左側は日本一背が高いドラァグクイーンとして有名なセレスティア・グロウンさん、右側にいるのはYouTubeなどでも活躍している頬紅ちー子さん。
お2人ともキレイわー♡
会場内では、他にも有名ドラァグクイーンがそこらじゅうで練り歩き、TRPを華やかに彩っていました。
お次は男性同士が出会えるマッチングアプリである、「9monsters(ナインモンスターズ、通称ナイモン)」さんのブース。
行きつけのゲイバーのママいわく「ナイモンはゲイの100%が使ってるわよ!」らしいですが…本当かな?w
TRPではナイモンチャペルとして、性別関係なくカップルで疑似結婚式が挙げられるという素敵な企画をされていました♡
フリーサイズで着用できる、タキシードやウエディングドレスの無料レンタルもあったようです。
実際にレンタル衣装を着たゲイカップルさんがバージンロードを2人で歩く笑顔が印象的で、思わず祝福の拍手!
でも、あくまで「疑似結婚式」なのだと思うと、少し切なくもあり…。
早く性別を問わず好きな人同士、本当の結婚ができる自由な国になりますように。
シングルの人は、スタッフを務める皆さんに見守られながら幸せの鐘を鳴らして、パートナーが見つかるようにと願っていました。
ステージ観覧も楽しめました
まずはTRP2日目のメインMCを務めたドラァグクイーンのベビーヴァギーさんと、アンバサダーである新宿二丁目系YouTuberの「2すとりーと」さん、インフルエンサーユニット「午前0時のプリンセス」さんたちのトーク。
このあとは撮影禁止だったので写真はありませんが、モノマネ界の女王である清水ミチコさんの毒舌ネタで盛り上がり、トリの大黒摩季さんのライブではヒット曲メドレーや「ら・ら・ら」を会場中のみんなで大合唱という、とっても熱いステージを堪能しました!
TRP最終日は人で溢れかえっていた
さて、プライドパレードもおこなわれるTRP最終日。
わたしたちが到着したときには、既に人混みの中パレードのフロートがどんどん出発しはじめていたので慌てふためきました。
こちらは最終日のステージライブを盛り上げてくれる、新宿二丁目発ディーバユニット、八方不美人さん。
エスムラルダさん、ドリアン・ロロブリジーダさん、ちあきホイみさんの3人が織りなす、昭和歌謡の香りがする絶唱にはいつも痺れます!
夫は八方不美人の大ファンなので「わたしは全員とお話ししたことがあるよ」と自慢をしたら、かなり羨ましがられました。
出店はどこも美味しそうなものばかり
TRPはフェスティバルでもあるので、魅力的な食べ物や飲み物が買える屋台も盛りだくさん。
わたしたちは、柔らかそうな牛肉の焼き串の行列に並びました。
すると、目の前で並んでいた若くてかわいらしい男性同士がチュッとキスをしていたんです。
「きゃ♡」と思って目を奪われていると、「やだあ、見せないよー!」と手を伸ばして目隠しするような仕草をされ、ついついときめいてしまいましたw
男性同士、女性同士のカップルでも堂々と手をつないで仲良さげに歩いている、それがTRPというハッピー空間!
他の場所も、もっとLGBTQカップルに寛容になってほしいものですよね。
立ったまま飲食ができるテーブルに移り焼き串を食べていると、隣に立っていた男性に軽くポンポンと腕を叩かれました。
振り向くと、わたしに向けられたスマホ画面に「チーズ串、とても美味しそうですね。どちらのお店で買ったのですか?」と表示されています。
わたしはてっきりアジア系外国人観光客の人が翻訳アプリで話しかけてきてくれたものだと思い、とっさに片言の英語とジェスチャーでお店の案内をしました。
ニッコリと笑って、お辞儀をしてくれたその男性。
焼き串を買って戻ってきたその人は、お連れの女性と手話でコミュニケーションしていました。
そうですよね、TRPは障がいの有無をも関係なくするオールボーダレスなイベント。
ここでも自分の中にあった、思い込みのひとつに気づかされました。
最終日のステージは豪華も豪華
ダンサーや振付師として長くご活躍され、数年前からはドラァグクイーンとなってメディアやYouTubeなどでも大人気を博している枝豆順子さん。
この日は「チーム枝豆順子」として、ダンサー軍団を引き連れてのご登場!
超絶カッコいい圧巻のダンスパフォーマンスは、いつ観てもため息が出ちゃいます。
Z世代の若い人たちから絶大なる人気を誇る、ラッパーでアーティストのちゃんみなさんが今年のTRPステージの大トリでした。
TRPは赤ちゃんからシニア層まで老若男女問わず入れるイベントですが、このときばかりは若者たちが一斉に押し寄せて地鳴りがするような大盛り上がり!
最初はウエディングドレスのように真っ白だった衣装を、途中から色とりどりのペンキを塗りたくりレインボーカラーに染め上げ、迫力のあるパフォーマンスで魅せてくれました。
一度レインボーイベントに行ってみては?
今回はTRPのご紹介でしたが、今や全国各地にレインボープライドやそれに類するイベントの輪は広がっています。
あなたの住む土地でも、レインボーイベントがあるかもしれませんよ。
ぜひチェックして、足を運んでみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでくださったみなさんへ、ハッピープライド!!