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読んだよって話 【10/9〜15】

2週目(先週の話なのに、今週がもう終わってしまうというね)。最初に申し上げておきますが、今週(先週)の読書量は少ないです。前回と比べて大幅にダウンです。いろいろと忙しかったんだよ、とでも言っておきましょうか。いやでも、本当に忙しかったんだよな。


10月11日(火)
A子さんの恋人 / 近藤 聡乃

主人公「A子」をとりまく人間模様が描かれた作品。アメリカに置き去りにした恋人の元に戻るか、日本にいる元恋人からのアプローチを受けるべきか。恋愛、仕事、生活など悩みがつきない彼女。決して他人事ではないと痛感させられる一冊。

いくつになっても悩みはつきない。

ラストの描写に感動した。言いたいけど多分この話の根幹に関わることだから言えない。言いたい。言えない。"I love you."の訳し方もぐっとくるものがあった。ネタバレになるからぼんやりとした感想しか言えないのがもどかしい。
いまさらやけど、『ニューヨークで考え中』と同じ作者だった。どうりで見たことあるタッチなわけだ。ニューヨーク、いつか行ってみたい。


10月11日(火)
みんなの機内食 天空のレストランへようこそ! / 機内食ドットコム

空の旅の楽しみのひとつ、機内食。数多の機内食フリークたちが出会ったメニューが、写真とともに掲載されている。ファーストクラスの料理や、工場内部など、普段触れる機会が少ない部分を知ることができるのも面白い。気づいたら航空券の予約サイトを開いているかも…。

ファーストクラス…。

実のところ、写真をさらっと見ただけなので、細かい内容は覚えていない。でも、ファースト・ビジネスクラスの料理がすごかった、という記憶が強い。JALの機内食工場レポも面白かった。衛生管理にすごく気を遣っているらしい。こういう内部事情を見るのって楽しいよね。
私の数少ない渡航経験の中で印象に残っているのは、タイ航空。タイ乗り継ぎでフランスに行った時に利用した。機内食、めちゃ美味しくて感動した覚えがある。

日本→タイの便で食べたもの。メニューは忘れた。

エミレーツ航空にも一度乗ってみたい。ルフトハンザドイツ航空、エールフランスもザ・ヨーロッパな食事を楽しめそう。乗りたい!飛行機で旅行先を決める旅をするのも、面白そうやなあ。


10月14日(土)
ぼやいて、聞いて。 / 塙宣之

お笑いコンビ「ナイツ」として活動している塙宣之氏のエッセイ。タイトルの通り、日々のぼやきが記されている。人付き合いが苦手。苦手を克服しようともがくのではなく、苦手を受け入れて過ごす。同じような悩みを抱えている人は、ぜひ手にとってみて。

五章がよかった。

「五章がよかった」と書きましたが、実際は「五章しか読んでいない」なんですよ。最初のページをちらちら眺めて、なんとなく文体が合わなくて、気になるところだけ拾い読みしてしまった。決して塙さんの文章がよくない!とかではなく。単純に相性の問題だと思う。
5章「結びになりますが「言葉」についてぼやきたい」、この部分の考え方にすごく共感した。言葉にはその人の品が出るって話。気をつけて使うようにはしているけれど、簡単にぼろがでるからな。なんでも「やばい」とか言っちゃうし。意識して、美しい言葉に触れていきたい。


10月15日(日)
のっけから失礼します / 三浦 しをん

雑誌「BAILA」での連載をまとめたもの。なんてことない日常のはずなのに、なぜこんなにも笑えるのか。ところどころに現れる、社会への辛辣なコメントも気持ちがいい。各話短めなので、隙間時間にもぴったり。本当に時間がないんだ!っていう人は、三代目J Soul Brothersの部分だけでも!筆者の狂気に満ちた愛に触れてほしい。

ヲタクの熱量ってすごいよね。

2年ぶりに再読。人におすすめしたけど、内容忘れちゃったなと思って。三浦さんみたいな生き方をしたいという気持ちと、こうなってしまったら戻って来れないぞという気持ちがせめぎ合っている。理想的な生活ではあるけれど、今それを望むのはよくない気もするというか。
この方も好きへの情熱が溢れかえるタイプか。活字とアイドルと人間への興味というか、愛がすごい。そしてそれを面白おかしく書き上げてしまうのがすごい。本人はいたって普通に書いているだけかもしれないけれど…。憧れるなあ。


というわけで、今週(先週)は4冊。もっと読みたいし、読まなきゃいけない本もある。果たして来週(今週)の結果はいかに。もうほとんど分かっているんだけどね。

よろしければ、また来週。

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百か
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