ポリコレにおける差別という言葉の定義


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ポリコレ 2017-2023で上昇

2017年以前の出来事

・1917年のソビエト連邦で「ポリティカルコレクトネス」という言葉が党員の綱領として使われる
・1970年代から1980年代のアメリカで「ポリティカルコレクトネス」という言葉が現れる
・トランプ氏が米大統領に就任(2016)
・映画「デッドプール」が首位になる(2016)
・映画「スーサイドスクワッド」が初登場で首位になる(2016)
・スマホゲームの「Fate/Grand Order」がサービス開始(2015-)

2017-2023の出来事

・トランプ米大統領が退任(2017-2020)
・国連でSDGsと17の目標が採択(2015-2018)
・コロナのパンデミックでリモート授業,テレワークが導入(2020-2023)
・アメリカがパリ協定を脱退(2016-2019)
・イギリスがEUを脱退(2016-2020)
・韓国で平昌五輪が開催(2018)
・ラグビーワールドカップが日本で開催(2019)
・ラグビーワールドカップがフランスで開催(2023)
・レッドブルホンダがF1で年間チャンピオンになる(2021)
・フェラーリがルマン24時間耐久レースで優勝(2023)
・トヨタがルマン24時間耐久レースで優勝(2018-2022)
・北京冬季五輪が開催(2022)
・サッカーワールドカップロシア大会が開催(2018)
・ロシアがウクライナと軍事衝突(2022)
・安倍元総理が暗殺(2022)
・映画「デッドプール2」がランキング首位になる(2018)
・スーサイドスクワッドやデッドプールなどのキャラクターが人気になる
・漫画「鬼滅の刃」がブームになる(2018-2020)
・スマホゲームの「Fate/Grand Order」が人気になる(2018-)
・「アーマードコアVI」が発売(2023)
・ロックバンドのエルレガーデンの6作目のアルバムが発売(2022)
・ラッパーのt-Aceさんが人気になる(2017-)
・フットボールクラブチームの「マンチェスターシティFC」が優勝する(2017/2018-)

結局は欧米諸国の間でアメリカやイギリスなどの国の自分本位な行動に対する反発も要素に入ったのかもしれません。また、教育業界からリモート授業にて「直接手を出せないからと好き放題やる学生がいた」というのもあるでしょう。

そこで言う「ポリコレ」というのは、D.E.Iという言葉があるように団体による社会的な行動に焦点が置かれた言葉になります。


先に挙げたような個人プレーやスタンドプレーが多くなる物に対する反感や、機械>道具を使って優位に立てるスポーツなどに対する反発も一因にあるとは思います。また、インディーミュージックのようにトラフィックをある程度の範囲でコントロールが出来る音楽に対しての反発は考えられるかもしれません。

要約しますと、「正々堂々戦え」というのがポリコレの言い分だと思います。しかしながら、その言い分は「学生の論理である」と指摘する方々もいます。

ポリコレが団体による社会的な行動>いわゆるチームワークに言及した言葉でありそこから離脱しようとする姿勢をポリコレを推進する側から「差別主義者」と言われます。

ここで子供の頃を思い出してみますと、子供の頃はどこの生まれであるとか、どこの家であるとか、どこの国から来たのかとか、親はどんな仕事をしているのか、子供同士ではそれよりも「一緒に遊んでいて楽しいか」ということが大事であったと思います。それが、小学校>中学校と上がっていくに連れて「どこの “クラス” だ?」「君どこ中?」と言われるようになっていきます。野球であればどこのポジションであるとか、背番号はいくつとか、番号は何番とか言われたり、どこを守っているかというのかが会合の時の話題になっていきます。段々とアビリティや装備や所持している武器や使用できる魔法や技や奥義で自己が評価されるようになっていきます。

社会人になれば、どんな役職なのか、どんな部署を担当しているとか、どういう仕事を担当しているとかが話題になっていきます。

そこに対して裸の状態でどうなのか、ということが問われてきてサウナがブームになっていったりしていますが、そうではなく視覚認知の部分として肉体的な視覚的評価が使えない領域こそがポリコレを超克する鍵になっていくと思います。そう考えますと、ポリコレが欧米由来の言葉で欧米というのは東洋哲学の観点からは「皮や肉」だけで評価をしていて「筋」(すじ)や「骨」を見ていないのかもしれません。

また、「ポリティカルコレクトネス」「ポリコレ」の「ポリティカル」が「政治的な」という意味でポリティカルコレクトネスは「天気に合わせた行動が出来ること」だとしたら、コレクトネスは天気によって意味が変わる概念であり、これらは天気の問題であるという部分もあると思います。その天気を超克出来るかどうかも鍵でしょう。

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