キロ5分ギリへの挑戦|マラソン本格挑戦までの軌跡
こんにちは、ハリー・サポーターです。今回のテーマは、『マラソン本格挑戦までの軌跡、キロ5分ギリへの挑戦』です。それでは、内容に入っていきましょう。
はじめに
まずはじめに、このコンテンツのコンセプトを説明しておきます。
このコンテンツは、素人の自分が、マラソン挑戦を考えるまで、どういう成長をたどったかを記録しておくものです。
同じぐらいの走力の人が、どんな風に取り組んでいるか、どうやって同じポイントを乗り越えたのか、知りたかった。そこで、1つのサンプルにはなると思うので、備忘・思い出・反省など、残しておこうと思って、このコンテンツを作っています。
決して、理想の練習法などではありません。その点は、ご留意くださいませ。
キロ5分ギリなんて、どうやって走るの?
はじめての宇都宮マラソンを、52分で走破。目標だった10㎞60分を、大幅に上回りました。
こうなってくると、次の目標は、51分なんて中途半端ですし、消極的過ぎる気がします。つまり、10㎞50分切りなんですが…。
そのためには、キロ5分ギリを10㎞継続しなければならない。しかし、キロ5分ギリなんて、この段階では、まだ1回もしたことがありません。
達成まで、数年はかかりそうに思えていました。
1㎞全力でも、ギリギリ4分5x秒
この画像は、年末の諏訪湖ランのデータです。
2㎞地点、5分をギリギリ切るぐらいで走っている人をたまたま見つけ、後ろについて走りました。しかし、データが物語るように、信号も無い、起伏も無いコースで、その後、ボロボロになりました(笑)
2024年3月になっても…
キロ4分台を渇望して、練習を続けていました。
しかし、翌年3月になっても、1㎞4分台を、1㎞だけ出すのが精一杯です。半年近く、くすぶっています。正直、自分には4分台は出せないのではないか、そんな風に感じていました。
立川マラソン(2024年6月)、10㎞47分
3月の時点で、こんなタイムだった自分。ただ、6月の立川マラソンフェスティバルでは、なんと、10㎞47分で走破することができました!
なお、アプリ上は2分ぐらい加算されていますが、これはスタートの号砲とともにボタンを押したからで、公式タイムは47分台です。
何をして、3か月でこのタイムまで至ったのか、ご紹介したいと思います。
キロ5分を切るためにやったこと
1.初めて練習会に参加した(やって良かった)
1つ目、練習会に参加しました。
実は、5月GW過ぎても、4分台は出せていませんでした。悩みに悩んで、初めて、インターバルの練習会に参加してみました。場所は、東京都中野区、沼袋の『平和の森公園』でした。
実はこの時のアプリのデータはムチャクチャで、まともなデータが残っていないのですが。この練習会は、以下のような内容でした。
インターバルは、4分50秒でスタート、4分30秒まで
1㎞走って、300m休憩
安定した走力の人が引っ張ってくれる
脱落OK
まぁ、自分なんて、この段階は、まだ5分ギリで2㎞走れていませんからね。「脱落上等!」で参加したのですが。
後から分かりましたが、トラックって、キロ10~20秒ぐらい良く出るんですね。意外にも最後までついていけて、かなりの自信をもらいましたし、4分30秒のリズムも分かりました。
ここから、自分の走りが大きく変わりました。
2.シューズを変えた(やって良かった)
2つ目、シューズを変えました。
それまで、安いセール品で走っていました。この時までのメインシューズは、REEBOK『ライト3』です。なんと、購入価格、3千円以下(笑)メチャクチャ軽くて、走りづらくもないんですが。
この時、一念発起して、セールで4千円後半だった、『フロートライドエナジー5』を買いました。これが、反発性が高くて、本当に走りやすい。足も痛くならない。
ランニングシューズ選びの大切さを知りました。
3.トラック練習を始めた(やって良かった)
3つ目、トラック練習を始めました。
トラックで、1㎞は5分フラットぐらい、次の1㎞は4分半という、スピード強化を始めました。
今となっては、こんな練習方法、どんな雑誌も、どんな動画でも、誰も言っていないことを知っています。
とはいっても、やはり、4分半の早さに体を慣れさせたい。練習をやり切りたい。そう思ったら、このスタイルは楽で、効果的だったように思います。
ちなみに、このトラック練習は、5月25日のものです。この日は、4.5㎞のトレーニングを2本やっています。
トラック練習、グルグル回るの、「景色が変わらなくて飽きる」とよく聞きます。でも、自分、全然飽きないんですよね。今では、トラック練習で15㎞ぐらいグルグル回っているので、一部の知人から、ハムスターと呼ばれています。
4.フォアフットに切り替えた(評価が難しい)
4つ目、接地を変えました。
スピードを出したくて、ドラマ・陸王で見た『ミッドフット接地(風)』から、『フォアフット接地(風)』に切り替えました。
確かに、短距離走のような走り方になるので、スピードが出しやすかったです。この走り方は、練習会の時から始めています。
今では、この自分の『フォアフット接地(風)』は、足が後ろに流れてしまって、フルマラソンはもちろん、ハーフでも持たない走り方であると、分かっています。ただ、このタイミングでは、自信もついたので、後悔はしていません。しょうがなかった気がしています。
むしろ、この失敗が、今の走力にもつながってるとすら思えます。『怪我さえしなければ』という条件付きではありますが、こういう失敗・試行錯誤も大切なのかもしれません。
6月2日、ついに5分ギリ!
そして、初めての練習会から約2週間、ついに、自力でキロ5分ギリ達成です。
この記録、歩道を走っていますから、信号待ちなんかもあるんです。その上での記録なので、走り終えて、平均ペースを見た時は、本当に涙が出そうになりました。
スプリットは、参考まで。
どうして、こんな短期間に伸ばせたのか
自分はたまたま、良いタイミングで練習会に参加し、その成果を、2週間で体に取り入れることができました。これが実現できたのは、元々の体力や走力といったことではないように感じています。
『練習はやり切らなければ意味がない』というような解説を、ランニング以外でも見かけます。ただ自分は、「今日のランは、無理をするから、最悪走り切れなくてもOK」と思って、最初から全力でぶつかっていったことが大きかったように思います。
さいごに
個人的には、自分の限界を知ること、自分の限界に挑戦することは、練習をコンプリートすることよりも、大切な時が、時々はあるように思います。
それではまた!