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Photo by
manamimushi
分かっているフリの結末
この前、友人とカフェに行った時の話。
自分がちょっと席を外すタイミングがあって、
珈琲の好きな友人に、
自分の珈琲をチョイスしてもらおうと思いつく。
席に戻り、珈琲が届く。
その店の珈琲はオリジナルの名前があるので、
名前を聞いただけではどんな豆か分からない。
ゆえに、実際に飲んでみて…考えるのである。
飲んでみて…苦味が強いと感じたので、
きっと深煎りかそれに近いものだと思った。
自慢げにそのことを告げると…
友人はニヤニヤし始める。
その光景に「もしや?」と思いながら、
メニュー表をチェックすると…案の定だった。
自分が選んだのは、
その店で酸味がある方の珈琲だった。
晴れて分かっているふり系の仲間入りを
果たしてしまったのであった。
カフェには時々、こういう人がいる。
だから、ベラベラ得意げに話すのはよくない…
そう思ってはいたのが、自分もやらかすとは。
そもそも、カフェは好きだが…
まだまだ珈琲に関する知識は少ないのだ。
酸味が強めな珈琲のはずなのに、
この日は苦く感じたのであった。